カブスはアリゾナ州キャンプの古株。今季で32年目。カクタス・リーグでは最古
の歴史を誇る、アリゾナ最大の人気チームです。
ところが、トリビューン社からリケッツ一家へ売却されて情勢は一変。フロリダ州
から「アリゾナを去ってこちらへ来ないか」の交渉が明るみに出たため、
大慌てのメサ市は「メサ郊外に新たなキャンプ・センター、メイン球場を建設する」
改革案を市議会に出し、一気に解決、引き留めは成功したか、と、思われたとき、
「建設費にアリゾナ州他球場のチケット値上げまで投入するとはいかん」と、
バド・セリグ・コミッショナーの横やりが入り、計画は宙に浮いた形になって、
結論はお預けになっています。
カブスのクレーン・ケニー会長は「あと2週間で結論を出す」と、言っていますが、
急転、フロリダへ転出のまさかの事件も起きるかもしれません。
今季も平均動員は1万人を越す人気NO・1。これは、新築のドジャース・グレンデール、
インディアンス・グッドイヤーの新興キャンプ都市も勝てない、不動の人気です。
ピネラ監督も任期は今季で切れますが、12日には「監督が意欲があれば
続投は十分考える」と、会長はもらしています。
キャンプに参加した51人から9人の第1次カット。ホホカム・パークのメイン球場は
次第に開幕ムードになってゆきます。
ホホカム・パークは改修を経て、今は1万3074人収容のビッグ球場。
メサ市に残るのか、新キャンプ・タウンはできるのか、または、フロリダへ
去るのか、目が離せないカブスです。
了
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