ドジャースは2手に別れ、ジョー・トーリ監督率いる遠征組は、3月10日、空路、台湾入り。
12日から地元の台湾プロ・オールスター・チームと3連戦し、帰米します。
ドジャースのアジア戦略の一環で計画された国際試合。野手の主力は残留。
遠征組ではラミー・ラミレス外野手、ジェームス・ロニー一塁手がいますが、
大半はマイナーの若手で編成しました。
何しろ15時間33分の長旅。到着のときは、さすがにぐったりした様子でした。
台湾出身の2選手は大歓迎。最終日には期待の左腕、KUO(郭)が先発します。
アリゾナに残るチームの指揮官はダン・マッチングレー。緒戦はダイヤモンドバックス
と4-4の引き分けでした。
マッチングレーは、ジョー・トーリ監督が引退後、後継者に、と言われているヤンキースOB
です。インディアンスの監督候補にも挙げられ、昨年オフ、インタビューを受けたことも
あります。ナショナルズからも監督に誘われましたが、断りました。
しかし、何も正式継承、と決まったわけではないので、トーリが去るときは、何が起きるか
分からないドジャースです。
昨年、ヴェロビーチから移転、今季は2年目のグレンデール、カムルバック・ランチ
です。その充実した施設は、渡米キャンプした早大、明大も借り、素晴らしさに感嘆して
いました。
グレンデールの紹介はすでに書いていますが、昨年はここで13万1134人
の最多動員を記録。アリゾナではカブスと並ぶ人気でした。
ここでは、ホワイトソックスとメイン球場(1万3000人収容。アリゾナ最大)を
共有しており、交互に試合を組んでいます。両球団同士は3試合、ここで対決します。
日本人選手では黒田博樹投手がただ1人健在。先発ローテに頑張る毎日です。
2年連続ナ西地区Vのドジャース。いずれもフィリーズに敗れ、ワールド・シリーズ
には届きませんでしたが、3度目の正直の今季こそ、1988年以来の王座を
夢みたいものですが。
了
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