パイレーツは1月29日、「1960年ワールド・シリーズ優勝のヒーロー、ビル・
マゼロスキー二塁手の銅像をPNCパークに建設する」と、発表しました。
ヤンキースとのシリーズは最終第7戦へ持ち越され、9回裏、先頭打者の
8番・マゼロスキーがヤンキースのビル・テリー投手の2球目を左翼へ
劇的なサヨナラ・ホームラン。
10ー9で決めた歴史的なアーチを祝うものです。
ワールド・シリーズ史上、第7戦の優勝サヨナラ・アーチはただ1人しか
記録していません。その快挙から今年はちょうど50周年の記念イヤー。
パイレーツは1年間、様々なイベントを計画している一環なのです。
銅像は右翼ゲートの前に建立。マゼロスキーが右手に帽子を掲げ、バンザイ
するようなポーズで走る姿を彫刻した像です。
コンクリートの台座には二塁ベース(数々の記録を残した守備の名手
のポジション)や、当時のフォーブス・フィールドも刻む予定です。
制作者は、PNCパークにすでに建立されているロベルト・クレメンテ外野手
(左翼ゲート入り口)ウィリー・スタージェル外野手(三塁側通路)像の作者、
地元の彫刻家、スーザン・ワグナーさん。
お披露目は9月5日、ナショナルズ戦の試合前に除幕式を予定しています。
すでにこの像のレプリカ販売予約も開始。売り上げはマゼロスキー基金へ
組み入れる予定、と言われています。
果たしてどんな像が建つのでしょうか?
この右翼通路には、新たに「マゼロスキー・ウェー」と命名されました。
毎年最下位にあえぎ、不振から抜け切れないパイレーツ。クーパータウン野球殿堂入り
している伝説のヒーローにあやかって、「今年こそ!」の意気込みだと、思います。
了
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