2月11日、2人のスターがついに正式引退を表明しました。
1人はブレーブスの左腕、トム・グラビン投手、他はホワイトソックスの巨砲、
フランク・トーマス一塁手。
「オヤ、とっくに引退したのではなかったか?」と、疑問に持つ方もおられる、と思いますが
ともに「まだやれる」と、密かにオファーを待っていたのです。
しかし、トーマスは5月には42歳。グラビンはもう43歳。待っていてもメジャーの門は
開きませんでした。グラビンは昨年6月に解雇され、トーマスはアスレチックスが
再契約せず、チャンスはありませんでした。
グラビンは「長い間考えたが、もう、家族の側にいる方がベスト、と、判断した。
解雇は何もうらみはない。僕も新たなスタートを切るときがきた。
17年間も投げられたことを感謝したい」と、会見で述べました。
通算305勝203敗、防御率3・54。20勝以上5回、オールスター出場10回、
サイヤング賞2回、1995年インディアンスとのワールドシリーズ優勝ではMVP。
今後はフランク・レンGMの特別補佐でフロント入り。週1回のペースでラジオ、
TV解説にも出演します。
トーマスも通算521本塁打、通算打率・301、1701打点。1993,4年と
2年連続アメリカン・リーグMVPを受賞。実績は十分です。今後のことはまだ
何も決まっていません。
ともに引退後5年で資格ができる、クーパースタウン野球殿堂入りの投票権利
は2014年。2人とも1年目で当選する確率はかなり高い、と思います。
長い間、ご苦労さまでした。いつも楽しませて頂いて。
了
代打とかワンポイントとかには駄目なのかな〜。もう少し二人のプレーを見たかった。
投稿情報: | 2010年2 月13日 (土) 14:21