ア・リーグ東地区のレイズは、セントピタースバーグを離れ、フロリダ州西海岸の
ポート・シャロット「シャーロット・スポーツ・パーク」でキャンプインしますが、
2月4日、穀物肥料の大手メイカー「モザイック社」と提携、キャンプ場を
「モザイック・フィールド」とメイミング権利の15年間契約(2024年まで)を結びました。
シャーロットは1987年から2002年までレンジャーズが使用してきましたが、
レンジャースはアリゾナ州サープライズ市へ移転。以後、空き家になっていました。
「これでは町は寂れてしまう」と、奮起したシャーロット郡は、2700万㌦(約24億円)
を投じて施設を全面改修。メインスタンドは設備を増築、球場周囲には、
多くの椰子の木を植樹し、ニュールックの設備を整えて、レイズ勧誘に成功しました。
このタイアップで観光客倍増を図る計画です。
モザイック社は2004年10月25日に創立した若い会社です。
本拠はミネアポリス市ですが、フロリダ特産の炭酸水、栄養剤もフロリダ各地で
製造しており、レイズとの関係は深いのです。
このキャンプ中にも、様々のモザイック・イベントを行うほか、シーズン中も、
レイズのホーム球場「トロピカーナ・フィールド」でイベントも予定しています。
この提携でさらに知名度を挙げたい意向です。
シャーロットのメイン球場は収容6823人。大きな特徴は「ボードワーク」と呼ばれる通路。
これがフェンス沿いに球場を一周できるように設計された散歩道。
どこからも自由に観戦できるように、とのファンへの配慮もしてあります。
売店スタンドも増設。外野芝生にはブルーの天幕を張るテラス席が
設けられ、熱い日差しを避けて観戦できます。
メイン球場の他に4つの練習球場、サブ球場、ブルペン、室内設備を持ち、
レイズも満足の施設に仕上がりました。
岩村二塁手がパイレーツへ去り、レイズは日本にはなじみはなくなるかもしれませんが、
期待のヤングが集まるチーム力は魅力はいっぱいです。
レッドソックス、ツインズのやや上の西海岸。メキシコ湾に面した内海で、穏やかな
シャーロット湾は景色も素晴らしい環境です。
2004年、ハリケーンに襲われ、大打撃を受けましたが、今は
完全に回復しています。
了
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