チャタヌーガ、と聞くと、「どこかで聞いたことがあるな?」と、思われる、
年配の方もおられるのでは、と思いますが、1941年、全米にヒットした映画
「サンバレー・セレナーデ」の主題歌「チャタヌーガ・チュウチュウー」
(地元の鉄道を走る蒸気機関車がモデル)に歌われて、一躍有名になった町です。
マイナー・リーグのベスト・プロモーション・クラブ表彰「ラリー・マクへイル賞」を
受賞。7日開幕のウィンター・ミーティングで表彰されます。
チャタヌーガ市はテネシー州第4の都市。人口17万880人。
チームの名前にも着いたルークアウト山、テネシー川が流れ、
市の別名が「シーニック・シテイ」と言われるほど、自然の景観が美しい町です。
ここのダウンタウンにホーム球場がある2Aサザン・リーグの「ルークアウト」は
常に「市民にスマイルを与えたい」と、いう理想が基本方針です。
チーム4代目の人気マスコット「ブルーイ君」がAT&T球場を3、5回のイニング
合間に走り回り、ホームランが出ると、このチューチュー鉄道がセンター後方を
駆け出します。ズドン、と大砲も発射されます。
チームはドジャースのマイナーなので、市内から球場へのシャトル・バスは
「ドジャー・ブルー」のペインティング。マスコットもドジャー・ブルーのぬいぐるみ。
プログラムは「いかに子供たちを楽しませるか」がメイン・テーマ。
「2010年はさらにユーモアのあるものを」と、アイデアを公募中です。
2009年は市民サポーターから22万4000人の応募があった、
そうです。
市民に支えられ、ともに楽しみましょう、がスローガンのルークアウト。
これぞ、マイナーのお手本ではないでしょうか。
了
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