ブルージェイズからフィリーズへ移籍した、右腕エース、ロイ・ホラデー投手は
22日、トロントの地元紙「トロント・サン」に1頁の感謝広告を出しました。
「トロントのみなさ。、私は15年住み慣れたトロントをついに去りますが、
この長い間、私を応援してくださった方々に深く感謝の御礼を申し上げます。
私の妻(ブランデー)長男(ライアン)も、感謝の気持ちは変わりません。トロント
に指名された1995年から今日まで、みなさまは、暖かく私を応援して頂きました。
これは、私の人生に深く刻まれています。トロントは永久に私の人生に
忘れられないものになるでしょう。みなさま、本当にありがとうございました」
ROY、というサインが最後に書かれていました。
ホラデーがトップに昇格したのは1998年、それから一貫してトロント一筋
でした。大金で動く選手の多い今、本当に珍しいスターでした。この間、
2003年はサイヤング賞も受賞している一流投手です。通算148勝76敗。
2003年は22勝の最多勝利、9完投もリーグNO・1。堂々たる実績です。
これまで、サヨナラ・メッセージを残した選手は、2006年、ボストンから
ヤンキース入りしたジョニー・デーモン外野手がボストン・グラブ紙に、
2007年、ブリュワーズ入りしたトレバー・ホフマン投手が、サンディゴ・トリビューン紙
に、マイク・スィニー外野手がカンザスシテイ・スター紙に載せています。
日本では昔から「立つ鳥、跡を濁さず」といことわざがあります。
人は引き際が大事、後始末をきちんとせよ、という格言です。
ホラデーはまさに、このことわざ通りの見事な引き際でした。
フィリーズでの新たな出発を祝福したい、気持ちになりました。
了
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