バド・セリグ・コミッショナーは、11月19日、2日間のオーナー会議終了後、シカゴで
今後のオールスター・ゲーム開催候補地を明らかにし、いかに配分するか、頭を
悩ませている様子が明らかになりました。
来年度はエンゼルスのホーム、アナハイムで、7月13日(火)に開催することが
発表されていますが、2011年はカンザスシテイのカウフマン・スタジアムが
有力のようです。
「カンザスがオールスター開催を希望するなら改修を」と、2年前に示唆されたロイヤルズは、
地元とタイアップ。2億5000万㌦の巨費を投じて全面改修。今年、ニュールックを
披露し、開催へOKの態勢です。
「新しい野球場が完成すればなるべく開催する」MLBの基本方針から
「大リーグ1美しい野球場」と、言われるカンザスは2011年の準備を急いでいます。
しかし、その後はどうするか、実に難しい。
セリグ氏は「シテイ・フィールドを完成させたメッツは次ぎの候補。リグレーは
球場誕生100周年を記念して2014年は最適だし、そのあとには、念願の
専用野球場を持つマイアミ・マーリンズがチャンスがある。さらに、ミネソタ
もツインズがターゲット・フィールドを2010年にオープンさせる。どちらが
先にするか、情勢を慎重に見極めたい」意向です。
本当はア、ナ都市の交互開催が望ましいのですが、アナハイム、カンザス
と続くと、ア・リーグの2年連続になり、メッツ、カブス、マーリンズとなると、
ナ・リーグの3年連続になってしまうのが頭が痛いところ。
「オールスター・ゲームの勝者リーグにワールド・シリーズのホーム・アドバンテージ
開催権を与える」規約を作ったため、どちらかに偏るのは避けたいはずです。
ファン・フェスト会場の用意もあるので、2年前には内諾を与えたいMLB。
さて、このオールスター開催争奪戦はどうなるのでしょうか。
了
コメント