2009年のアマ・ドラフト全体1位指名でプロ入り(ナショナルズ)した、
ステファン・ストラスバーグ投手が、ついにプロデビュー。
10月16日(金)フィニックスの「アリゾナ・フォール・リーグ」で初登板。
160㌔近い剛球を披露しました。
このリーグは、来春のキャンプへの踏み台で、各球団から推薦されたホープが
集まり、混成でチームを編成。約6週間、腕を磨く注目の教育リーグです。
ストラスバーグが、フィニックス・デザート・ドッグに所属。相手の「スコッツデール・
スコピオンズ」を3回3分の1無失点に抑え、デビューを飾りました。
例年、このフォール・リーグを観戦に来るファンは、ほとんどいないのですが、
この日は、注目の大器初登板に1138人も集まり、4回交代を告げられると
ファンは「もっと見たい!」と、激しいブーイングが飛んだほど。
新人最高の契約金、4年総額1500万㌦(約14億円)でサインしたストラスバーグ
は「目標は来年2月のキャンプへベストの状態に持ってゆくこと。今は
そのために準備期間。結果は別なので、今、スピードを競うつもりはない。
いろいろテストした」と、冷静。サンディゴ州立大学出身で、ここから近いため
多くの友人、親類、家族が応援に駆けつけ、気勢を挙げました。
「大学時代は金属バット。プロは木のバット。どういう違いが出るか、試す
試合だった。走者が出たら併殺に取るため、シンカーも投げた」と、オレは
160㌔だけの投手じゃないゾ、というようなアピールでした。
投げた50球中、32球はストライク。球速もコントロールも十分。
2年連続最下位のナショナルズの救世主、になるのは間違いない、
のを印象付ける豪腕でした。
了
コメント