初の女性ＧＭ誕生か？

パドレスは１０月１７日、ドジャース副会長兼ＧＭ補佐、キム・アンさん（４１）

に後任ＧＭ候補としてインタビュー。「史上初の女性ＧＭ誕生か」と、注目

されています。

パドレスは長期政権だった、ケビン・タワーズＧＭを２週間前に解任。空席に

なっているＧＭ捜しを始めました。

アンさん（ＫＩＭ　ＮＧ＝ドジャースのメデイア・ガイドによると”ＡＮＧ”と発音する、

とあります）。中国系アメリカンで、ニュージャージー州出身。シカゴ大学時代は

ソフトボールの選手。プロ・ビジネスを志向。地元のホワイトソックスで４年間、

ア・リーグ、ヤンキースを経て、ドジャース入り。フロント業務のすべてに

携わってきた経歴があります。

今、ＭＬＢでＧＭ補佐の女性は、あと、ヤンキースにいる、ジーン・アフターマン

さん１人。もし、実現すれば、初めて女性に門戸が開かれたことになります。

アンさんは、２００５年、ドジャース、２００８年、マリナーズのＧＭ候補、として

インタビューを受けましたが、いずれも、落選。「２度あることは３度ある」か

「ついに、３度目の正直なる」か、分かりません。

パドレスは、レッドソックスのＧＭ補佐、ジェド・ホイヤー氏も

インタビューしています。

ヤンキース時代は、ブライアン・キャッシュマンＧＭを補佐して、ジター、リベラ、

ペティトの契約交渉に当たり、マイナーの育成、スカウト、クラブハウス、

旅行運営にも責任があるので、ＧＭ以上に多忙な仕事が多いＧＭ補佐の毎日ですが、

そのすべてを立派にこなしてきました。

パドレスのＣＥＯ、ジェフ・モラレス氏は自ら面談。その経過は伏せられていますが、

果たしてどうなるでしょうか？

もう３敗して、後がないドジャース。オーナー夫妻の離婚が、リーグ・プレーフ

直前に明らかになり、ごたごたのチーム内部。アメリカ人のトニー・マクリードさん

と結婚しているアンさんは、どんな結論を出すでしょうか。

（了）