ポストシーズン・ゲームは、15日から第2ラウンド、リーグ優勝決定戦
(チャンピオンシップ・シリーズ)が始まります。
ア、ナ両リーグとも、ほとんどの人が願っていた「東西対決」が実現。担当放送局
(TBS)は「地区シリーズはわが局33年に歴史で最高の視聴者(平均541万人)
を獲得した」と、明らかにしました。
近年のワールドシリーズは、1998年のヤンキース対パドレス以来、東西対決は
なく、中地区は2回、東地区同士は4回もありました。
東海岸(特にニューヨーク)を中心に、視聴率を稼いでいるテレビ局は、一番
困るのは「西・西」になることです。2002年のエンゼルス対ジャイアンツの
シリーズは、7戦までもつれて、エンゼルスが逆転優勝した好ゲームでしたが、
東地区のファンは全く関心がなく、テレビを見ないため、低調でした。
リーグ・シリーズのフィリーズ対ドジャースは昨年に続く、東西対決。
アメリカン・リーグは2001年のヤンキース対マリナーズ以来の大陸横断になります。
リーグ・シリーズは、フォックス社がア・リーグを担当、TBSはナ・リーグです。
ドジャースが勝ち、ヤンキースとの大陸横断ワールドシリーズになれば、
ワールドシリーズ独占中継のフックス社は、万々歳でしょう。
ヤンキース対ドジャースは、1981年(ドジャースの4勝2敗)以来、28年ぶり、
通算15回目の黄金カードになります。この年もニューヨークで開幕、地元で2連勝
したヤンキースを、ドジャースは4連勝で逆転優勝した年でした。
エンゼルスはアナハイムで2日間練習のあと、14日午後、ニューヨークへ。
ドジャースは、15日からロサンゼルスで第1戦。ア・リーグは、すでに先発投手
を発表。エンゼルスはラッキー、ヤンキースはサバシーア。ともに地区シリーズ
第1戦の好投投手。16日と19日にア、ナの2試合組まれた以外は、
両リーグ交互開催の日程になっています。
ともに、見応えのある試合を期待できそうです。
了
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