AP通信調査(スタット社集計)の観客動員が10月2日、CBSスポーツライン
で公表されましたが、今季も2年連続ダウンが明らかになりました。
「今の経済不況の影響を受けてファンが観戦回数を減らしたのは全米に共通した
傾向。特に後半戦、順位がはっきりしたとき、ダウン傾向は顕著になった」
と、AP通信は分析しています。
今季限りで退団、と言われる、ジャイアンツのリッチ・オウリリア内野手は
「サンフランシスコのスタンドを見上げると、空席が多いのは寂しいよ。昔
の熱気がない」と、嘆くコメントも紹介されています。
最終週を迎えて、MLB全体で平均3万276人。昨年比6・9%ダウン。
2007年の最盛期には、平均3万2785人。転落を食い止められません。
30チーム中、22チームはダウン。ヤンキースの新球場は収容力が7000席
減ったため、ア・リーグ1位でもマイナス13%。
成績不振のワシントン、トロントはともに22%減少。サンディエゴ、21%、
デトロイト20%減少が目立ちます。
増えたのは、テキサス14%、カンザスシテイ2%、マイアミ12%、フィラデルフィア
5%、タンパ3%。
好調チームで特に目立つのは、優勝景気で満員続きのフィラデルフィア。
「スタンドも見やすいし、チケット値段も雰囲気は最高」と、地元ファンは楽しんでいます。
ヤンキースは5日から前売りを始める地区、リーグ・シリーズのチケットに
カフェ・シートと、立ち見席の増設を発表。最後のレッドソックス・シリーズ
でテストし、好評だったので、発売するようです。
カフェ・シートは81㌦(地区)131㌦(リーグ)立ち見席は30㌦です。
比較的手軽に買えるので売り切れるのではないでしょうか。
セントルイスのファンは「駐車料金が20㌦、ビール1杯も8・5㌦もする。
場内も高いよ」と、不満を述べています。
「最終結果まで待つ」と、バド・セリグ・コミッショナーは沈黙していますが
「2010年は値上げしないように」と、号令するのではないでしょうか。
了
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