コロラド・ロッキーズは猛追撃。ナ西地区首位のドジャースに「2差」と迫りました。
10月1日、ブリュワーズに9ー2で圧勝。コロラドのラスト・ホームゲームを飾り、
2日からロサンゼルス・ドジャースタジアムで行われるドジャースとの
最終3連戦に臨みます。
すでに、ドジャースはプレーオフ出場権を確保していますが、もし、ロッキーズが
3連勝すれば首位に立ち、西地区優勝でポストシーズンのホーム開催権も奪い、
ドジャースは2位転落で、ワイルド・カードに落ちるピンチです。
ドジャースは今季、ロッキーズに12勝3敗のワンサイド。1勝すれば地区優勝は
決まりますが、今、4連敗中のスランプ。まさか、の大逆転も起きない、とは
限らないフィナーレです。
今季、ドジャースタジアムでは、ドジャースの5勝1敗。ドジャースが1勝も
できない、とは考えにくいのですが、何が起きるか、わからないのがMLB野球です。
大リーグの歴史で13ゲーム以上の大差逆転優勝は3回あります。
1951年のニューヨーク・ジャイアンツが13ゲーム差から、1978年ヤンキースは
14ゲーム差を、1914年のボストン・ブレーブスは15ゲーム差から。
いずれも”奇跡の逆転”と、驚かせました。
しかし、今年のロッキーズは6月3日、首位ドジャースに15・5差の最下位。
もし、逆転王座なら「史上最多ゲーム差からの優勝」という、新たな歴史を作ること
になるのです。
ロッキーズがジム・トレイシー監督に交代させたのは、5月29日。ベンチの
空気はガラリ一新。一気の11連勝など快進撃が始まりました。
コロラドでは全日程を終えて51勝30敗。
週末のドジャー・スタジアムは3日間とも完売。すでに、大リーグ最多動員
を決めているドジャースはファンの後押しに期待して、初日は「ラソーダ殿堂入り
レプリカ」の、週末感謝祭プレゼントなどを用意しています。
さて、この3日間はどうなるのでしょうか?
了