６地区でただひとつ、優勝が決まらないのは、アメリカン・リーグ中地区です。
首位・タイガースと、2ゲーム差で2位につけるツインズとの最後の4連戦は、
9月２８日からデトロイトで行う予定でしたが、初日は風雨激しく中止。２９日に
ダブルヘッダー開催（第1試合は午後０時５分、第2試合は午後７時５分）へ延期されました。
タイガースは２勝2敗の五分なら、ほぼ逃げ切れそうですが、今季の対戦は、
ツインズが９勝５敗と圧倒。今や破竹の勢いです。
タイガースはこのダブルヘッダーに新人王有力候補の１４勝を挙げている、
リック・ポルセロと、１７勝のエース、ジヤステイン・バーランダーの両輪を立て、
ツインズを突き放すそうとしていますが、４番の大砲、ジャステイン・モルノー一塁手を
故障で失うピンチもものともせず、急追するツインズは、毎年、9月の
猛烈スパートはお家芸。逆転の可能性は十分あります。
タイガースは残り７試合はすべてホーム開催なのは天運でしょう。
今季ホームでは４８勝２６敗。中地区１位の強さだからです。
コメリカ・パークの隣、フォード・フィールドでプレーする、ＮＦＬライオンズは
9月２７日、レッドスキンズを１９ー１４で破り、今季3戦目で初勝利。
昨年はＮＦＬ史上初の１６戦全敗のワースト記録を作る不振に
ピリオドを打つ、６４４日ぶりの劇的な勝利は、タイガースにも、いい刺激
になったのではないでしょうか。
タイガースも昨年、中地区最下位の屈辱から見事に再起したのです。
中地区は勝率が低いため、１位以外はプレーオフには出ることはできません。
自動車産業のピンチで沈むデトロイトの救いは、タイガースの優勝
しかありません。名将・ジム・リーランド監督の指揮ぶりに期待したい
と、思います。
了
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