MLBは9月16日、ナのワイルドカード代表決定戦は10月5日(月)サンフランシスコ
のAT&Tパークでジャイアンツとロッキーズが対戦する、と発表しました。
これは、目下、ナ4番目の椅子を争う、ロッキーズが、ジャイアンツに10月4日の
閉幕戦で追いつかれて同率に並ばれたとき、1試合の出場決定戦を行うもので、
これまでは、両球団代表がコイントスを行い、どちらの球場で開催するか、抽選
で決めてきたのですが、今後はコイントス方式を止め、「公式戦の対戦でリード
した球団のホームで行う」と、GM会議で正式に決定したのを受け、
今年は10勝8敗とジャイアンツがロッキーズに4年ぶりに勝ち越したため、
1試合の決定戦はサンフランシスコになったのです。
ロッキーズは、目下83勝でワイルドカードのトップ。ジャイアンツは79勝。
残り16試合で「4勝差」ではまず追いつくのは無理、ではないか、と思われる
のですが、過去には2007年のロッキーズ(ワイルドカードからリーグ優勝)
は残り20試合で4・5差を跳ね返した歴史があります。
ジャイアンツはロードが9試合と多く(ドジャース、パドレス、ダイヤモンドバックス)
反対にロッキーズは45勝と圧倒的に強いコロラドのホームが9試合と多いので、
普通に考えれば、このまま逃げ切るでしょう。
しかし、ジャイアンツは今季はロッキーズにはホームで7勝2敗と強く、
強力な先発投手でスパートすれば、追いつき、追い越すのは不可能では
ありません。万一5日の試合が実現したら、”サンフランシスコの奇跡”は
起きるかもしれません。
他のア、ナ、ワイルドカード組は、まだ、このような決定はされていません。
(了)
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