フロリダ・ステーツ・リーグ初代の殿堂入りの選手は、多彩な顔ぶれです。
ミュージアルさん以外の名前を紹介すると、まず、ロッド・カルー一塁手。
エンゼルス、ツインズで19年間もプレー。15年間3割を続けた打撃の名手。
1965年、オランド・ツインズの出身です。
ゲリー・カーター捕手。1986年、エクスポズからメッツ入りして優勝したヒーロー。
3回のゴールドグラブ賞受賞の攻守のリーダーは、1972年、ウェスト・パームビーチ・
エクスポズ出身。救援エースでアスレチックスの新時代を築いた、
ロリー・フィンガース投手は、1965年リースバーグ・アスレチックスのOBです。
カブスのエースで殿堂入りしている、ファーガソン・ジェンキンス投手は、
1962年のマイアミ・マーリンズに所属。アル・ロペス監督は1925年、
タンパ・スモーカーズに在籍しました。
500本塁打、黒人スィッチ・ヒッターのエディ・マレー一塁手は、1974年、
マイアミ・オリオールズ出身。ノーラン・ライアン投手は、1967年、ウィンター・ヘブン・
メッツの出身。当時は剛球をもてあまし、まだ、ノーコン時代ではなかったか、
と想像されます。
カブスの鉄壁内野を形成、カブスを4回優勝させる原動力になった、1910年代
の名遊撃手、ジョー・ティンカーは1921年、オランド・タイガースでプレー
していました。
23年間も投げ抜き、300勝投手になった、アーリ・ウィン投手は、
1937年、サンフォード・ロックアウトのOBでした。
アンパイアからもハリー・ウェンデルスタッドが選ばれました。MLB審判の
大ベテランで有名ですが、彼は、オルモンド・ビーチで開設した「審判学校」で
多くの人材を育成した功績が評価されたものです。
最後を飾るのは、名物オーナー、ジョージ・スタインブレナー氏。
ヤンキース・キャンプ地をタンパに移転させ、ここで春のキャンプ後、
1Aヤンキースの育成基地にした功績が受賞になりました。
スタインブレナー氏は、タンパ地域住民にも尊敬されています。
恵まれない住民への援助、病院建設の支援、コミュニテイ活動支援など、
様々な活動を続けてきたからです。
今、タンパ・ヤンキースは、フロリダ州リーグ優勝に王手を掛け、9月初旬に
にフィナーレを迎えます。
11月のデイトナ・ビーチ表彰式、ウィンター・ミーティングは、
名物オーナーの出席で盛り上がるに違いありません。
ここデイトナ・ビーチに、殿堂を建設するかどうか、はまだ未定です。
当分は、年1回の表彰式典だけではないでしょうか。
了
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