8月21日からメッツ訪問の旅に行かれた、メッツ・ファンの蓮見晴子さん
から、「1969年メッツとファンの集い」の詳細レポートがEメールで届きましたので
お知らせしましょう。
これは8月22日、午後2時からシテイ・フィールドのシーザーズ・クラブで開催
された、「”ミラクル・メッツ”の現存メンバーとの会合」イベントです。
当日のフィリーズ戦のネット裏指定席付きの、ファンにはたまらないものでした。
定員600人は募集とともに満席。300㌦(約3万円)のお値段も、当時を知る
ファンには、「彼らに会えるの?オー!OK」というものでしょうか。
蓮見さんは1時間前に行くと、もう、球場前は炎天下に長蛇の列。
定員の真ん中ぐらい、に並べた、というほどの熱気だったそうです。
最初に荷物検査、ボデイチェックが済むと、IDカードと、お土産袋を
渡されると、ファンはどっと入場。すでに到着している、1969年メンバーへ
それぞれに突進。お目当てのスターには、たちまち長蛇の列。
遠慮しているヒマはなく、行列に並ぶ蓮見さん。
一番奥にはレンジャーズ会長のノーラン・ライアンさんがいるではありませんか。
ところがロープが張られて接近できない、限定サイン会。ガードマン4人に
囲まれたライアンさんは、その場を5分間で立ち去り、後ろ姿をおがんだだけ。
ライアンさんはメッツに昇格、6年間在籍しましたが、剛球をもてあまし、
「これではノーコンで使えない」と、メッツは辛抱しきれなくなり、
エンゼルスへ放出されたのです。
移籍して、大投手への成功への道をスタートしたのでしたが、
デビューの地、ニューヨークは、ライアンさんも忘れられない思い出に違いありません。
メッツでは、1969年には6勝3敗を挙げ、オリオールズとのシリーズでは、
第3戦にリリーフして2回3分の1を無失点。見事なセーブを挙げています。
ところが、1971年に初の10勝したオフ、1-4のトレード(メッツが得たのは
ジム・フレゴシ遊撃手)でメッツを去りました。
入場騒動が過ぎた午後3時からは選手を3組に分け、時差をつけたサイン会
が始まりました。
ここで、蓮見さんは、ついにお目当てのスターと会話し、サインももらえました。
本当に良かったですね。
お土産袋の中身は、「69&86ワールドシリーズDVDと、69年の第5戦
(オリオールズを4勝1敗で、4連勝で破り、初の王座に附いた試合です)
の壁に飾れるチケット」が入っていました。
了
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