ヤンキースタジアムの特色のひとつは、場内に「ヤンキース・ミュージアム」
を設けたことてす。
2階のステーキハウスの上、3階の通路横に新設しました。また、また、驚いたのは、
ここも長蛇の行列だったことです。順番待ちの人が2階通路まで並んでいるのです。
私を日本人、と見て、親切な係員が「貴方は横からそっと入りなさい」と、
先頭に入れてくれました。
これまで旧ヤンキースタジアムには、そのような施設もなく、伝説の巨人たち
を処遇するのは、センターのモニュメント・パークしかありませんでした。
ようやく念願かなった博物館の実現です。
入り口左側のウィンドー・ディスプレーには、年代順の輝かしい歴史コーナー。
順番に行くと、黄金に輝くワールド・シリーズ・トロフィーがズラリと並んでいます。
これだけの王座を示すもトロフィーは、他球団ではできない歴史です。
中央の巨大ビデオ・スクリーンには、繰り返し歴史シーンが上映されています。
右へ回るとニューヨーク黒人リーグも、丁寧に紹介しています。そしてルース
のウィンドー。珍しいのはルースの手形。手の大きさが分かります。
この中央には、ヨギ・ベラ捕手が受け、ドン・ラーセン投手が投げる金属製のモニュメント
が売り物です。新装オープンのとき、ベラは招かれ、ワールドシリーズ史上初の
パーフェクトゲームの思い出を懐かしむように、自分を人形に重ねていました。
このディスプレーは入場側にはスターのサインが入り、反対側には歴代在席選手
のサイン・ボール。「全員に声をかけたが、約5割しか集まらなかった。それでも
700個は超えていますが」という話でした。
モニュメントはポラロイド・カメラで記念撮影してくれるサービスも。
この博物館も、この混みようでは、モニュメント・パークよりもスペースは狭いので、
ゆっくり見入ることもできません。開業の初年度では仕方がないかもしれませんが。
(了)
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