ドジャースのフランク・マコート・オーナーは、ブルックリンに住む、71歳の
ドジャース・ファン、ジョー・ピエールさんをロサンゼルスに、2泊3日のツアーに招待
「キミの長年の筋金入り応援に応えたい」と、ドジャー・スタジアム観戦でもてなしました。
ピエールさんは、ドジャースがブルックリンにいた当時からの、熱烈ファンでしたが、
1958年、ドジャースがロサンゼルスへ去ってからは、「オールド・ブルックリン・ファン」
のブログをスタート。連日、応援し続けてきました。
「一度でもいいから、ドジャースタジアムで応援したい」が夢でした。
マコート・オーナーは、このブログを読み、「それほどチームを愛してくださるなら」
と、招待を決めたのです。
ピエールさんは戦争中、陸軍に入隊したとき、飛行機恐怖症になり、以後、一度
も空を飛んだことがない、ことを知ったオーナーは、ジェット・ブルー社のチケット
を手配。「何の心配もいらないから、是非来なさい」と、招待状を添え、ロサンゼルス
のホテルも予約。ピエールさんは,6月26日、金曜日からの対マリナーズ・シリーズに参加。
28日(日)の試合後、無事にブルックリンへ戻りました。
球場ではジョー・トーリ監督、ブルックリン時代の左腕投手、ドン・ニューカム
らが出迎え、試合前には、マウンドに立たせてもらい、名アナ、ビンス・スコリさん
の放送席にも案内されるサービスには「一生、ご恩は忘れません」と、感激の3日間でした。
「夢にまで見たドジャー・スタジアムは実に美しい環境でした。夢が現実に
なった以上、オールドファンとして、生涯、ドジャースの応援を続けます」と、コメント。
ドジャースはこういうファンを大事にするから強いのですね。
草の根のファンも探し出し、手厚くもてなすマッコート・オーナー。
ドジャースの家族愛は、本当に、素晴らしい、と思います。
了
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