ドジャースの人気スター、ラミー・ラミレス外野手は、禁止薬物飲用の違反
で50試合出場停止処分を受け、今は、マイナーでひっそり練習しています。
ドジャースのジョー・トーリ監督は「彼はいつ復帰できるのか、分からない。練習の
成果と、あらゆる反応を見てからでないと、何も言えない」と、再起に慎重な
姿勢です。
オールスターのファン投票では、外野手部門の4位につけ、当選可能の位置に
います。この出場に関しても、トーリ監督は「あの事件があった以上。彼は
辞退するのが望ましい。彼自身でも、そう思うはずだ」と、7月3日に停止処分が
解けたから、といって、球宴に出るのは、遠慮した方がいい、という意見です。
「オールスターは前半戦のめざましい活躍をした選手を称える行事」の表現で
出場には”ノー”の宣言です。
ラミレスは処分が出たとき「私の医者は薬を間違えて処方した。私はステロイド
など使ったことはない」と、コメントしましたが、その後の経過で、これは、あざむき
の言葉だったのは明らかになりました。
これでは、昨年7月加入以来、4割にも届くほど、爆発的に打ちまくったのは、
やはり、彼自身の力以上の不思議なエネルギーが加速した、と思わざるを得ません。
ファンは「マニーに投票を」の臨時ホームページまで開設。中間発表と併せて
人気は無視できない勢いです。
いまは攻守とも、特に守備は動かないラミレスより、はるかにいい、ピエールが
左翼を固め、しかも、快足ピエール打率4割の好調さで投手陣を支えています。
だから、ラミレスがいない方が左翼の守備は固まり、ドジャースの独走ペースは落ちない
のです。
ナインにはマイアミのホテルで謝罪しましたが、薬物男、と分かった以上、
今後、どうやって戻るのか、選手は快く受け入れるのか、首脳部の判断は
極めて難しい、と、思います。
了
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