またまた、打順入れ間違い事件が起きました。
25日のナ・リーグ中地区首位対決、カージナルス対ブリュワーズ戦。ミルウォーキー
での白熱対決の試合中です。
カージナルスの先発、クリス・カーペンターは8回まで2安打、無失点、三振奪取
10個の完璧投球。ブリュワーズも、ツインズにスィープ負けし、カージナルスに同率首位
に並ばれたピンチを切り抜けようと、先発・ガラードが8回2安打、ゼロと、一歩も引かず、
9回もゼロ。延長戦へ。
8回、ブリュワーズ・ケン・モッカ監督は、打順が下位打線に回るため、
6番に投手・トレバー・ホフマンを入れ、9番に三塁手・ビル・ホールを入れる
「ダブル・スィッチ」を主審・チャド・フェアチャイルドに告げました。
ところが、間違って、9番にホフマン、6番・ホールと、つい言ってしまったのです。
「しまった!」と、思ってもあとの祭り。実は、故障者が多く、延長がさらに続く
可能性を考えて、代打は余り使いたくなかったので、この入れ替えを考えたのですが、
すぐ9回、ホフマンに打順が回り、代打・ゲルートは凡打。
「やれやれ、長くなるか」と、覚悟したとき、10回裏、何と、6番・ホールが
サヨナラ安打。モッカは首位を守った選手の活躍に感謝の言葉でした。
今月、打順ミスはこれで3回目。その3回とも、ミスをしたチームの選手が
監督の失敗を取り返しているのは面白いではありませんか。
5月17日のレイズは三塁手が2人になり、やむなく投手が3番に。しかし、
3番の投手が自らタイムリー二塁打して逆転勝ち。
5月20日のアストロズは1、2番を誤記して1番・松井稼がアウト。それでも
快勝しました。ファンも気が付かないハプニングが起こるメジャー。
3度とも監督のミスを選手が救うとは!これからも、また、波乱がいつ起きるか
分かりませんネ。
了
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