ロイヤルズは、4月1日、アリゾナ・サープライズのキャンプを打ち上げ、ここでキャンプ
した過去6年間、ベストの好成績(17勝12敗4分け)を収めました。2日から、レンジャース
と3連戦でオープン戦を終了。シカゴへ移動。6日の開幕戦に備えます。
昨年は出足がつかず、苦難のスタートでしたが、9月はメジャー・ベストのスパートで
見事に最下位を脱出。今季は若手の成長で期待十分のシーズンです。
何といっても、今年の見物は、2億5000万㌦(約250億円)の巨費を投じた
ホーム球場「カウフマン・スタジアム」の全面改修、ニュールックです。
2億2500万㌦(約225億円)は地元のジャクソン郡の増税で支出。他はロイヤルズ
が負担。「美しい野球場」と、昔から定評があった野球場は、よりフレンドリーで
楽しい娯楽の殿堂になります。
呼び物のセンター大噴水の横にも、新たな観客席が増設され、コンコースは広くなり、
右翼席にもレストラン「ライバルズ」が新設されました。左翼後方の殿堂ビルは
工事が遅れ、7月オープンへ延びましたが、HOKスポーツが設計した
モダンな球場になった、と言えます。
ロイヤルズはオープン前にファンに公開する「オープン・ハウス」のイベント
を5日午前11時から一般に公開する予定で、場内の新設備をツアーを
組んで紹介する計画です。あいにくの雪(積雪12㌢!)で寒さが心配
ですが、ロイヤルズは予定通りオープンするそうです。
開幕戦はヤンキースを迎えて10日(午後3時10分)の3連戦。
初日は完売。”ニューK”の愛称が付く新球場が楽しみです。
デーゲームは49試合(ホーム25)。インター・リーグは5月22日の
カージナルス3連戦(セントルイス)から開始。6月19日からホーム
で2回”ミズーリ対決”が話題です。
他はアストロズ(6月23日からヒューストン)パイレーツ(6月26日から
ピッツバーグ)レッズ(6月12日からホーム)の3カードと、ダイヤモンドバックス
を迎えての3連戦(6月16日から)です。同じ中地区のブリュワーズとは対戦しません。
20連戦が2回もあるハード日程です。最初は4月21日から(ホーム11、ロード9)
次は6月23日から7月12日までです。
完全休日(移動日ではない)がホーム5、ロード1あるのが助かります。
この難関を切り抜けられるか、2年目になる、日本ハム出身、
テリー・ヒルマン監督の指揮ぶりに注目しましょう。
了
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