ヤンキースの伝説場内アナ、ボブ・シェパードさんが、気管支炎で専属医師から
「のどを使うな}と、ストップがかかり、ついに、新ヤンキー・スタジアムのオープン
には登場しない、ことになりました。
31日、ヤンキースが決断したもので、昨年も体調を崩し、休んだシェパードさんの再起が
気がかりになります。
欠場するのは、4月3、4日のカブス・オープン戦(これはこけら落としになります)と、
ホーム開幕戦(4月16日のインディアンス)です。ドクターは「今は仕事はすべて休み、
自重するように。自宅でゆっくり静養をしてください」と、シェパードさんに
「野球場へ行くな」と、止めています。
あの、渋い、巧みな間合いを取る、名調子のアナウンスが聞けないのは、本当に
残念なことです。
ヤンキースはメディア・ガイドにも、シェパードさんの年齢には触れていません。
「90歳の後半」と、さりげなく書いているだけですが、ウィキペディアの調査によりますと、
「誕生日は1910年10月12日生まれ」と、あります。何と、今年98歳!この高齢
でマイクの前に立つ、とは、まさに、驚異ではありませんか。
フットボールの場内アナだったシェパードさんを、ヤンキースは抜擢。テスト採用して
任せたところ、これが評判になり、1951年4月17日、ホームの試合が初舞台。
当時、ディマジオ、マントルの巨砲がコンビでいたときでした。
以後、4500試合。ア・リーグ優勝22回、ワールド・チャンピオン13回。
ヤンキースの歴史とともに、歩んできた人、なのです。
まさに国宝、ともいうべき存在であります。
4月3、4日と16日はポール・オルデンさんが臨時に代役場内アナ。
さて、シェパードさんはいつ戻れるのでしょうか?
了
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