ウインター・ミーティング最終日の注目のイベントは、ワク外のマイナー選手を
指名する「ルール5ドラフト」です。メジャーのプロテクトしない選手を獲得できる制度で、
1990年から始まりました。
11日午前11時30分から3時まで行いますが、総数100人が指名される予定です。
しかし、指名したら必ず使う保証が必要。獲得したものの、昇格させることが出来ず、
再び、元の球団は戻した指名失敗も少なくありません。
このルール5ドラフトは、意外な大物がデビューしています。
その筆頭は、現メッツの左腕エース、ヨハン・サンタナ投手。最初のアストロズから
マーリンズに指名され、ツインズへトレード。ツインズで一気に芽を出し、サイヤング賞
を受賞する大躍進でした。これほど開花したドラフト組はいません。
今季、レンジャースで32本塁打の大爆発したジョシュ・ハミルトン外野手は
レイズからカブスが指名。即日レッズへトレード。さらにレンジャースへ。
まさに波乱の人生で開眼です。
この他、マーリンズのダン・ウグラ二塁手、ロイヤルズのクロザーで成功
したヨアキム・ソリア投手、フィリーズのシェーン・ビクトリーノ外野手、
アストロズの快足タバレス外野手、レンジャースのポデスニク外野手ら
多数います。
今年は、果たしてどんな金の卵が生まれるでしょうか?
了
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