マイナー・リーグは、まさに発展途上です。
2008年はマイナー・リーグ全体の動員新記録を樹立。リーグ記録を更新したのは、
3Aインターナショナル・リーグ(709万7411人)を筆頭に、テキサス・リーグ、
ミドウェスト・リーグ、パイオニア・リーグの4リーグです。
クラブで動員新記録を作ったのは、PCLのアルバカーキ、コロラド・スプリングスなど、
18球団にもなります。
マイナー・リーグは、ネット裏の指定席を買っても、10ー15㌦です。
内野、外野芝生席は8㌦以下。これなら家族連れでピクニックを楽しむことも
可能です。年々、チケットを上げているメジャーは、今や、プラチナ料金。
とても、家族で遊ぶ値段ではなくなりました。来年はどこも据え置きのよう
ですが、メジャーはお金持ちしか行けない球場になってしまいました。
マイナーの人気が急上昇しているのは、この安心して行けるチケットの
買いやすさが大きい、と思います。
大衆のスポーツだった野球が、その良さを保っているのは、マイナー・リーグ
だけになりました。
マイナーの各球場は、新設運動が盛んで、近年、急ピッチで新スタジアム
が誕生しています。
ウィンター・ミーティングでは、マイナーの各リーグ、クラブが密接な連携を図り、
「ファンが楽に来れる」運動を展開しています。この努力の成果は、初日の昼食会で
披露されます。「さらに2009年も前進しよう」という総決起大会になるでしょう。
2009年は、メジャーとの新たなタイアップも発表されます。
3Aバッファロー・バイソンズはインディアンスからメッツ所属へ、コロラド・クリッパーズ
はナショナルズからインディアンスへ、シラキューズ・チーフスはブルージェイズ
からナショナルズへ、アルバカーキ・アイソトープスはマーリンズからドジャースへ、
ラスベガス・51Sはドジャースからブルー・ジェイズへ、ニューオーリンズ・ゼイファーズ
はメッツからマーリンズへ、それぞれ変更されます。
新所属になって、マイナーもさらに活性化する、と、期待しています。
了
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