ケリーの店は、このダウンタウン以外にも、リグレー・フィールド目の前の「タバーン」
(居酒屋)がシーズン中はとてもにぎやかですし、オヘア空港近くの、ロズモントにも
「オヘア国際空港センター」店があります。どこにも、メモラビリアは展示され、
アナ生活50年を超える多彩な交流の広さが伺えます。
タバーンではアメリカン・ビールは3㌦50㌣から飲めますし、どこの店も高いわけ
ではありません。
セントルイスでテスト採用され、19歳で放送界にスタートしてから、
実に、53年間、8300試合もこなした、と言われる超人です。
ミスを見逃さない厳しさもある反面、人の名前を間違えるのでも有名で、
コンビの解説者と対立したこともあるケリー・アナでした。
「ファンが放送をリラックスして楽しめるようなアナになりたい」の
念願が、7回裏のセブンス・イニング・ストレッチで、マイクを突き出し、自ら
音頭を取る、独特のスタイル、演出に結びついた、のだと思います。
もう、このような、ショーマンのアナは、出ないでしょう。ケリーにしか
できない、巧みなアナぶりは、後世に伝えられて行くはずです。
ダウンタウンのレストランは、そのケリーを懐かしむ雰囲気がいっぱいです。
一度、ここを訪ねて、シーズン中なら、大型スクリーンを眺めながら、
「テイクミー!」を合唱するのも楽しいではありませんか。
シカゴを訪ねたら、一度、ここを訪問してください。シカゴがいっぱい
詰まっているのです。
了
コメント