MLBコムのインタビューで、ロサンゼルスへ移籍した、マニー・ラミレス外野手は
「ここは気に入った。何しろ、ボストンでは、外出もできない。家と球場の直行往復で、
息抜きもできない。ロサンゼルスでは、試合後、外で食事をしたが、
誰にも邪魔もされなかった。これなら、家族と映画にも行ける。ボストンは嫌いではないが、
こういう楽しさがなかった」と、打ち明けています。
なるほど、ボストンはすべてレッド・ソックス・ネイションで固まり、期待が大きすぎて
息もつまる、という環境は分かります。
ヤンキース、ニューヨークでの生活が長いジョー・トーリ監督も「私も、キャンプ初日から
気に入った。マニーも西海岸での伸び伸びした生活を楽しめて、野球に打ち込んでくれれば
大成功だろう」と、ラミレスの心境を理解しています。
8月3日の対アリゾナ4連戦の最終戦、22号本塁打、4安打3打点の活躍で、この
シリーズ2勝2敗の五分に持ち込み、再び「1差」に詰めて、今後に希望をつなぐ
ラミレスの働きでした。
別人のように明るくなったラミレス。環境の変化は、優勝争いにも影響するでしょう。
「ラミレス来る!」にファンは熱狂。彼が到着した8月1日から連日売り切れ。すぐに
売り出されたラミレス・グッズも飛ぶように売れ、大変な騒ぎだったようです。
このオフにFAになりますが、果たしてどうなるか?その活躍と、球団側との
駆け引きが注目です。
了
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