新ヤンキースタジアムの計画で、びっくりしたのは、球場内部に「ハードロック・カフェ」
を新設するプランでした。
最新の野球場は大きなスペースに(ほとんどの球場はメイン入り口近く)にスポーツ・バー
を敷設し、大型テレビでスポーツ中継を行い、飲食を提供していますが、ライブ演奏
も楽しめるほどの広い場所は聞いたこともありません。
場所は161丁目からの入り口、センター方面の外野席1階です。
210席を設け、生演奏、テレビ中継を楽しみながら、ゆったり時間を過ごしてもらう
演出のようです。
さらに、この2階には、「YGEステーキハウス」も新設。128席の広々とした
レストランにする企画です。
この両方とも、タンパで活動していた、ハードロック・エンターテインメント社が
ヤンキースと合同で考えたもので、今や、野球場は社交の舞台。単に野球観戦
だけではない、新たな方向を示すものでしょう。
両方とも”年間フル稼働”を宣言しています。
ヤンキースは「現代の野球場は試合のある日、しか入れない、のでは駄目だ。
地域住民を誘い込み、いつも来ても、ここでヤンキースを感じてもらいたい。
これが、地域社会の雇用促進にもつながるし、全世界から訪ねる人に
”試合がない日は何にもない”と、無駄足させてはならない。ヤンキースは
ブロンクス区の住民とともにある、という願いの第1歩です」
と、COO・ロン・トラスト氏は、ネットを通じてでファンに呼びかけています。
昔、ブロンクス区、これとつながるハーレム一帯は危険、とされてきましたが、
この新球場周辺は緑濃い公園を配置し、市民の新たな憩いの場、に
する計画も、ニューヨーク公園管理局と進めています。
新球場は、1923年の建設当時と同じ外観を現しています。「ルースが建てた球場」
の面影があります。場内の殿堂は「グレート・ホール」と呼ぶようです。
了
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