クリーブランドから、ワシントン経由のUA便でインディアナポリス市へ行きました。
ここは別名「アマ・スポーツ首都」とも言われ、日本でも有名な、インディ500の
レーシング都市です。
インディアナポリス国際空港へ着くと、荷物受け取り場を出て、通称「中之島」と
呼ばれる場所からタクシーを拾ってダウンタウンへ。この乗り場は柱の真ん中に
ベルを押すサインがあって「これを押して待ってください」と、書いてあります。
待つこと数分、タクシーが飛んで来ます。
どこの駐車場で待機しているのか分かりません。案内人もだれもいません。
このサインだけが頼りです。
ドライバーに行く先を告げ、高速70号線を一気に走ればすぐに市内が見えてきます。
約25㌦(2630円)でダウンタウンのホテルへ。道もよく整備されていて、快適な
チェックインでした。
新ターミナルの建設工事も進み、今年10月に完成予定です。さらに市内への
移動も便利になる、と言われています。
インディアナポリス市は人口78万5597人(2006年調査)。インディアナ州の
真ん中に位置し、1825年には州都になりました。
到着してみると、道路は周辺へ放射線状に伸び、町並みはきちんと整い、かっては
森林地帯だったため、緑も濃く、公園も多く、実にいい町です。
驚くほどホテルが集中し、いずれも大手チェーンの有名ホテルばかり。現地で
改めて感心したのは、スポーツ会場がみんな、ダウンタウンに集中して
建設されていることです。
インディのレース会場だけは、北東の郊外ですが、プロのNFL、インディアナ・コルツ
のホームRCAドーム、NBAペイサーズのカンセコ・フィールドハウス、3A野球
のインディアンスのホーム、ビクトリー・フィールドがみんな徒歩で行けるのです。
こんな便利な町は他にありません。さすが「スポーツ首都」というだけある、見事な
設計です。
さらに驚くのは、立派なRCAドームがあるのに、現在、ここと隣り合わせで
「ルーカス・オイル・スタジアム」を建設中なのです。もうほとんど完成間近か。
その巨大なこと。ここも完全なドーム。6万3000人収容の室内競技場では最大
ではないでしょうか。その現場に行き、見上げるほどの偉容には、ただ
圧倒されました。
なぜ、また作るのでしょうか?2012年2月の「スーパーボウル」開催が約束され、
そのための新設工事なのです。すでに王座に就いているコルツ。この新ドーム
でのスタートは、全米の注目を集めることでしょう。
了
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