最低年俸から一気の億万長者へ。ラミレス遊撃手はまさにシンデレラ・ボーイでは
ありませんか。すでに結婚、エリザベス夫人の間に、ハンレイJ、ハンセルの2人の子供
も設けて元気いっぱいです。
今は、やや低調。パワーも止まっていますが、オールスターへ再び爆発を期待しましょう。
マイアミの難点は、東海岸沿岸に沿って、常にハリケーン、低気圧が北上、通過するので、
雨に悩まされることです。突然のシャワー(その降り方がすごいんです)で練習中止も
起こるのです。いつあるか、油断できません。
マイアミでは好天でも安心は禁物。雨具の用意を忘れると、びしょ濡れになってしまいます。
西海岸のタンパにいるレイズは、ドームのトロピカーナ・フィルドを使用しているのも、
雨天中止を避けるためです。
今季も、マーリンズは5月24日(ジャイアンツ戦)は豪雨で中止。翌日、ダブルヘッダーで
消化しましたが、第1試合は、また雨の中、強行開催。湿気が高く、いつも、
むっとする暑さの中のプレーです。
地元のファンはマイアミ天気に慣れていますが、これでは、地理の悪さも手伝い、
遠来のファンが来ないのも仕方ありません。
第11週が終わった6月15日現在、マーリンズの動員は、53万2647人。平均
1万4796人。30球団ワーストの低調です。ナ・リーグで100万人を突破していないのは、
あと、レッズ、パイレーツだけ。9月開幕のNFLドルフィンズは、週1回の
日程ですから、地理の不便さも関係ないのですが、毎日来てもらいたい、メジャー
では、アクセスの悪さは致命傷です。
新球場に予定されている「オレンジ・ボウル」跡地は、ダウンタウンからも近く、マイアミ
国際空港へも一直線。交通便利な点は、ドルフィンズ・スタジアムとは比較になり
ません。しかし、今は、マイアミ市、郡とも新球場建設を公約しましたが、これまで再三、
予算が取れない、と反故にしてきた前科があるので、信用していない人も少なくない、
のではないでしょうか。
同じNFLと同居のアスレチックスは、オークランド郊外、サンノゼの北、フリーモント
に、すでに最新専用球場の新築工事を進めています。
球界の孤児にならないよう、現在の若手活躍で2位に頑張るマーリンズが、
晴れの日を迎えることを祈ります。親孝行のラミレスがさらに輝く日が来ることを。
了
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