フィニックス市の西北、ルート60を北上すると、ピオリア市の
豪華な「スポーツ・コンプレックス」があります。市がキャンプ地誘致へ、
総力を挙げて建設した年間使用可能な総合スポーツ施設です。
総工費3200万㌦。北側にパドレス、南にマリーナーズ。ともに
6面の練習場、2面のミニ・フィールド。さらに、中央にあるメイン・スタジアム。
この野球場は1万1000人収容(内芝生席3000)。練習場には
ナイター証明付きのフィールドもあり、ともに、事務所、クラブハウス
室内練習場も完備した、立派な施設です。
マリナーズは同じアリゾナのテンピから移動。1994年の完成を待ちきれず、
まだ工事中の1993年のキャンプは、すべてロードで試合をこなしながら、
午前中はこのピオリアで調整していました。
ピオリアが誕生した1980年は、人口1万2351人しかいなかった小都市は、
この施設が誕生すると、急速に増加。今や、14万2024人と10倍増。
アリゾナ州第4位の都市になりました。今後はさらに上昇を続け、
2030年には、30万4281人に増える、と見込んでいます。
人口増加とともに、レストラン、美術館、劇場、公共施設も増え、
「アリゾナは一変した。ピオリアは水源にも恵まれ、何も不自由しない
豊かなリゾート地になった」ともPRしています。
サープライズ市より、はるかに、フィニックス市に近く、約30分で
到着します。交通の便は良く、市バス(バレー・メトロ)でも
2路線あり、終点下車で徒歩10分で施設へ。
2チームの同時キャンプは両方楽しめるので大変便利です。
パドレスには井口二塁手も新加入しましたし、イチロー、城島捕手のマリナーズも
今季は優勝を狙える体制です。
了
コメント