ミシガン・スポーツ殿堂、その２

ミシガン・スポーツ殿堂は、タイガース、ライオンズ、ピストンズ

の3大プロ・チームを始め、アマ・スポーツからも、数多くの選手が

表彰されています。

先代タイガースのオーナー、ジョン・フェッツアー氏が、この

掲額の先頭に立っています。同オーナーは、球団拡張の主役でリードし、

ラジオ、ＴＶの球団専属契約を決めた先駆者でした。さらに、球界全体を繁栄させる、

放送のパッケージ契約への道を開いた、功労者でもあります。

タイガース選手の掲額第1号は、１９５５年のタイ・カッブ外野手。

カッブを先頭に、タイガースからは４６人が表彰されています。

１９６０年の異色の選出には、長年スカウトで選手発掘に功績があった、ウィッシュ・

イーガン氏がいます。

昔のタイガー・スタジアム専属アナ、ラジオでファンを楽しませた、

タイ・タイソン氏も、選手以外で、この殿堂入りした最初の人です。

フォード大統領の写真が、ホール中央に掲げられているのは、

毎年1人ずつ、「ゲラルド・フォード賞」を贈っているからで、殿堂発足に

大統領の支援は大きかった、と言われます。

選考委員会は、毎年1回、会合を開き、慎重な選考を重ねています。

「ピープル・ムーバー」の各駅には、フォード、ＧＭらの自動車タイル画が

飾られていますし、「アート・イン・ザ・ステーション」運動を続けており、様々の

デコレーションが、乗降客を楽しませます。

デトロイト・ダウンタウンには、実に多くの、野球関係の見るべき

場所があります。

了