1910年代はタイ・カッブ、1920年代は名捕手、ミッキー・カクレン。
当時、アメリカン・リーグ3連覇を成し遂げたスターは、輝いています。
クーパースタウン殿堂入りのチャーリー・ゲリンジャー二塁手も
展示されています。
見回っているうちに、気がつきましたが、ディスプレーを支える台の
ゴム車輪には、地元大手自動車トリオ、フォード、GM、ビュイックの
ロゴ名が刻まれていました。これら各社の後押しもあった、タイガース
なのです。
左中間スタンド外野壁の上部には、欠番スターの群像が並んでいます。
大理石土台の上に、渋い焦げ茶色の銅像です。その前に、
背番号のナンバーが印されています。
正面から見て、一番左には、ウィリー・ホートン外野手の打撃フォーム像。
ホートンはタイトルはありませんが、通算2028試合、1試合2本塁打が
2回も。325本塁打したパワー・ヒッター。ファンの人気も高く、
忘れられないスターの1人でした。
あとは有名人ばかり。走塁を魅せるタイ・カッブ。豪快なフォームの
ハンク・グリンバーグ一塁手。さらに、ゲリンジャー、ハル・ニューハウザー
投手。アル・ケーライン外野手。
石の台座には、選手紹介文があります。
像は一列ではなく、ジグザグに組み合わされ、ファンが自由に
行き交えるような設計です。これは、像の後ろがコンコースに
なっているため、どこからでも眺められるようにした配慮です。
実にきめ細かい配列の工夫には、感心したものでした。
ケーラインは、1960年代の中心選手、として、ディケード・ディスプレー
に飾られ、1990年代のヒーロー、カーク・ギブソン外野手も
ガッツ・ポーズの等身像が迫力があります。
今季、左腕ドントレラ・ウィリス投手、クリンアップを打つミゲル・カブレラ三塁手
の2人が加入。再び、ワールド・シリーズへの期待が高まる
タイガース。1人でも、家族連れでも楽しめるカメリカ・パーク。
今年のデトロイトは注目です。
了
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