ルイビル市を訪ねて感心したのは、町が極めて清潔だ、ということです。
まさに、「ゴミひとつ落ちていない町」とはこのことでしょう。
ダウンタウンの各所に、市民ボランティアの方々が歩き回り、いつも
清掃して回っているのです。みんな「クリン・チーム」のユニホーム姿
で、きびきびと動き、朝から綺麗にしているのです。みなさん、ルイビル
を本当に愛しているのですネ。
この姿を見ていると、日本のあちこちで見かけるような、
ポイ捨て、などの不心得の人はいなくなる、に違いありません。
博物館まで歩いて行く間、「いい町だ」と、クリーンな町の雰囲気
にうれしくなりました。
バット博物館の2階に上がると、ぐるり一周できるコンコースが作られ、
この上から眺めるバットの多彩さにも、目を奪われます。
天井からは、無数のカラー・バットが吊されている様子は壮観でした。
スターが記録を作ったバットも多数サイン入りで収集され、
クーパースタウンに展示されている以外のバットは、ほとんど
ここに集められています。
ヤンキース戦無効試合の判定を巡り、提訴の争いになった、ジョージ・ブレット
三塁手(ロイヤルズ)の”松ヤニバット”もここにあります。
女性コーディネイター、アシュレイ・ブルックスさんは、地元の
ルイビル大学を1998年に卒業。31歳の今も、特別展示、
企画編成に多忙の毎日です。
私が訪ねたときも「ゴルファーのタイガー・ウッズもゲスト
で招待し、トークショーもやり、成功でした。メジャー・リーガーは
オフでないと呼べないので苦心しています」と、話してくれました。
ルイビルで見逃せないのは「ケンタッキー・フライドチキン」の
創立から現在を記念した「カーネル・ハーランド博物館」です。
ルイビル市外ですが、2階建ての屋敷には、カーネル人形
が飾られ、いかにして、全米にフライドチキンを広めたか、
その歴史が良く分かります。入場無料。
市内は無料のトロリー・バスが運行されています。利用されると
便利です。チャーチルダウンズ競馬場は、市内から直通バスも
開催時に運行されています。この競馬場に隣接した
「ダービー博物館」は競馬のすべてが分かります(入場料
は大人6㌦)。競馬ファン必見の場所です。
市内の観光案内所は400南第1ストリートにあります。朝の8時30分
から午後5時までオープン。バット博物館の入場料は大人5㌦です。
ルイビル市は、ゆっくり楽しめる町。ダウンタウンもまとまり、
気に入る町でした。
了
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