ジョージア州の生んだ「球聖」とまで言われる、タイ・カッブ外野手
の博物館が、同州のロイストンにあります。
ロイストン市はジョージア州東北の小都市。隣のサウス・カロライナ州
に近く、アトランタのダウンタウンから高速道路「85」号線
を車で飛ばしても約2時間も掛かります。私は、アトランタでオールスター・ゲーム
の開催された、2000年7月に訪問しましたが、公共バス機関がないので、
レンタカーか、タクシーしか交通手段がありません。いや、大変。
オールスター取材の合間の時間を利用したので、アトランタ・ダウンタウンのホテルから
タクシーで往復しましたが、往復料金は433㌦(約4万8000円)も掛かる
遠距離の不便な土地なのです。
ジョージア州の高速道路は、全米1、といわれるほど、完璧に舗装された
いい道でしたが、真夏なので、炎天下の走行はたちまちトラブル。
途中エンストを起こし、水でエンジンを冷やし、ロイストンへ
無事に着けるかどうか、ハラハラしました。
運転手は「自動車修理に行くので、とりあえず費用に片道の料金を欲しい。
必ず戻るから」と、私から200㌦を受け取り、近くのスタンドへ。
ますます心配になりましたが、博物館から取材を終えて引き上げると
無事に待機しており、やれやれ、でした。
このロイストン一帯は川、湖も多く、ゴルフ・コースもある、州立公園。
実にいい環境でした。
博物館は、461 COOK ST、ROYSTON。85号線の出口58から
LAVONIAで右折、17号線を走ると、この博物館に着きます。
ここは「タイ・カッブ・ヘルスケア・システム」の病院に付属した
ビル(JOE A ADAMS プロ・ビル)の中にあります。
日曜日、他の祝日は休みで、あとは、月曜日から金曜日は
午前9時から、土曜日は10時から午後4時まで。
入場料は大人5㌦(約550円)。
何故、病院の中なのか、そこに「郷里の人々のために、
健康管理センターを作る」と、資産から大金を寄付
した、カッブの郷里愛が込められているのです。
了
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