タイ・カッブ博物館のミニ劇場は、わずか21席ですが、スタジアム
のスタンドに座ると同じ感じで配置されています。壁面は美しい
壁画が飾られ、スイッチ・ボタンを押すと、ビデオ上映が始まる
セッティング。昔のニューズ映画フィルムから編集した、「カッブ・
ハイライト集」が売り物です。この博物館完成を記念して、カッブの孫
に当たる、ジャミー・カッブ・フェリスさんが秘蔵の作品を寄贈した、
と、言われています。
また、ESPNでおなじみのピター・ギャモンズさんが解説、
ブレーブスの主力打者、チッパー・ジョーンズ三塁手のインタビュー
も添えてビデオを観賞できます。
カッブはオフは好きなハンティングを楽しみ、ジョージアの山林
を動き回りました。当時使用した猟銃姿の写真が残っています。
カッブは狩猟は遊びではありませんでした。「オフに足腰がなま
らないように、鍛錬のために履いていた」と、説明付きのブーツが
展示されています。これは「ウェイト・ブーツ」と言われる、鉛入り
の見るからに重そうな靴です。やはり、超一流スターはオフも無駄に
しなった、のですね。
また、このカッブ博物館は、この地方の「フランクリン・カウンテイ・
スポーツ殿堂」も兼ねています。カッブの他、地元ジョージア出身
の、スパッド・チャンドラー投手(1943年、ヤンキースで20勝4敗、
勝率第1位(・833)、防御率1位(1・64)で、アメリカン・リーグ
MVP受賞)、NFLプロボウルラインマン、トニー・ジョーンズ、
カレジ・フットボール、オール・アメリカンのディー・ドウィスの3人が
掲額されています。
帰りの足は必ず確保しないと、交通の便がありません。タクシー
も呼べません。グリーンビル・ルートからも往復予約しておく方が安全です。
ジョージアは「桃の州」と呼ばれるほど桃の産地。「ジョージア・ピーチ」
と、愛称で呼ばれたカッブの記念に、ピーチ風船(25㌣、約28円)と、
ピーチ・ボール(3・78㌦、約420円)がお土産に売っていました。
了
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