中地区のカンザス・シテイ・ロイヤルズの
ホーム球場「カウフマン・スタジアム」を訪ねましょう。
日本ハムを2年連続パ・リーグ優勝させ、引退して帰国した、
テリー・ヒルマン監督が、念願かなって、初めてメジャー・リーグ
監督に就任したのがロイヤルズです。
昨年も監督候補に挙がり、多くのチームから打診を受けましたが、
あと一歩及ばず、今年、ついに夢がかないました。
しかし、この監督就任の日米間移動のタイミングが悪く、
日本ハムは中日に完敗。後味の悪いままの帰米でしたが、
これも仕方がないでしょう。
このカウフマン・スタジアムは、2007年10月から、約2年間を
掛けて大改修工事中です。
2009年4月には、新装なった、ニュールックの、美しい野球場に生まれ変わる
はずです。
現在も、センター後方に上がる噴水と、周囲の風景から「アメリカで
最も美しい野球場」とも言われています。私は、ドジャー・スタジアムと
ともに、1、2を争う、いい野球場、だと思います。
このカウフマン・スタジアムは、隣にはNFL[チーフス」のホーム、
「アローヘッド・スタジアム」が並び、この一画を「トルーマン・
スポーツ・コンプレックス」と、呼んでいます。
市内からの往復は、かなりの距離があって大変なら、スタジアム前にある
「ホリデイイン・スポーツ・コンプレックス」が便利。70㌦から100㌦で宿泊できます。
この2つのプロ・スタジアムの全面改修、拡張工事費用の支出を、
ミズーリ州、ジャクソン郡が承認。2009年の完成を目指しています。
2008年は試合開催と並行して工事を進め、オフに大工事を行う
予定です。メジャー・リーグ・コミッショナー、バド・セリグ氏から
「改修工事を行えば、ここでオールスター開催の用意はある」と
うながされ、州議会を動かして、改修工事に踏み切ったいきさつ
があります。 ここで、オールスター・ゲームがあったのは、1973年
が最後。開催できるのは、早くても2010年以降。約37年ぶりの
開催になります。
新たに電光板が新設される他、外野のピクニック・ランド、レストラン、売店
も増設され、家族で遊べる、楽しい野球場になる予定です。
このカウフマン・スタジアムは郊外。ハイウェー70号線沿いに
あり、試合日には、市内の3カ所から「スタジアム・エキスプレス」バスが
運行されます。車がなければ、この利用しかありません。帰りのバスは
3塁側スタンド道路から乗車します。
了
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