★御礼 3月にこの「野球博物館を訪ねて」のブログを
スタートしてから、先週、半年間で、アクセス1000回を超えました。
無名のブログなので「何人の方が見て下さるか」が、心配でしたが、
これほど、多くの方に関心を持って頂いたのは、本当にうれしく思います。
これからも、全米を駆け回り、新たな情報の発信に努めたい、と思います。
さて、カウフマン・スタジアム正面広場中央に建つのは、ロイヤルズ
の英雄、ジョージ・ブレット三塁手の銅像です。
ブレットは左打ちの好打者で、1980年には9月まで4割を超え、
「テッド・ウイリアムス以来の4割打者誕生か」と、騒がれました。
惜しくも、打率・390で終わりましたが、この年にMVPを受賞。
首位打者3回、現役21年間、3154安打。1994年、クーパースタウン
野球殿堂入り。この年の投票支持率は98%。史上4位の高率で当選。
ライアン投手と一緒に殿堂入りしました。
このロイヤルズ殿堂にも、1994年5月14日に選ばれ、その
背番号「5」はその日に永久欠番になりました。
ロイヤルズ一筋、ミスター・ロイヤルズと、ファンの信望熱い大スター。
その銅像は、ロイヤルズのユニホームで右足を軽く上げる左打ち
のフォーム。一寸スキもない力強い立像です。どの角度から眺めても、ほれぼれ
します。これほど、威風堂々の銅像は、他の球場でも少ない、と思います。
黒御影石台座の4つの壁面には、記録、プロフィール紹介の文が刻まれて
いますが、「私は、友人、キース・ワシントンとの約束を永遠に守りたい」
という、別面のブレットの言葉が注目されます。
ワシントン氏は「ルー・ゲーリッグ病」と言われる筋萎縮症研究機関
のリーダーで、ブレットは、現役時代から親交あるこの友人の機関へ
資金援助協力を続け、「ブレット資金」を設立して、支えてきました。
その決意を示す碑文なのです。
球場の活躍だけでなく、こういう社会福祉活動の努力があるからこそ、
ブレットはファンの尊敬を集めている、と思います。
カウフマン・スタジアムを訪ねたら、ぜひ、このブレット像を見て
下さい。
了
コメント