デンバー市のダウンタウンには「さくらスクエア」と、呼ばれる
日本人街があります。
クアーズ・フィールドから、わずか3ブロック。20、19番街に
はさまれた一画です。日本食店、食料品店、本屋、雑貨屋、
旅行社、など、多数の日本人経営の店が並んでいます。
英語表記は「SAKURA SQUARE」。市街地図にも
載っています。
ここへ、良く通うのは、ロッキーズの日本人選手、松井稼二塁手。
ごひいきの店もあり、うまくゆけば、松井に対面できるかもしれ
ません。コロラド在住の1世、2世が開拓した、お店が多く、
ここにある、小さな店は「ダウンタウン・デンバー」の案内ガイドには
載っていませんが、スクエア内を歩いて、好きな店を探してみては、
いかがでしょう。
店のスタッフが、全員日本人の「ふるさと」は、私も、訪ね
ましたが、もう、7年前のこと。みなさん、お元気かどうか、
気になります。
旅行者の「MEMトラベル」は、チケットの割引手配、など、
細かく、丁寧な対応でした。
15、14番街の2ブロックにまたがる「ラリマー・スクエア」は、
1800年代の町並みを再現した、ショッピング街。みどころ
は多い、人気スポットです。
16番ストリート・モールは、日本で言えば、銀座街。ここを、無料
のシャトル・バスが走っています。ユニオン駅からシビック・センターへ、往復
しているので、いつでも、利用できる、便利なバスです。
昔、デンバーには、ほとんど、日本人はいませんでした。しかし、
今や、アジア系の進出が目覚ましく、韓国人のコリアン・タウン
も、隣町に出現。日本人は、デンバー、コロラド両大学への
留学生が増え、陸上高地トレーニングの基地にも利用されて、
この「さくら・スクエア」も、自然に誕生しました。
この、コロラドの変遷を紹介した、アート・ディレクター、
山岸行輝氏の「ロッキー山麓の四季」は、豊富なカラー写真
満載で、楽しく読める本です。(1995年、東京書籍刊)。私は、
この本で、デンバーの良さを知りました。チャンスがあれば、
読んで見てください。コロラドの自然は、素晴らしい、と、
感じるはずです。
了
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