サンディエゴの英雄、トニー・グオイン外野手は、
今年7月29日、クーパースタウンの野球殿堂入り、しました。
サンディゴからも、多数のファンが集まり、素朴な、庶民の
ヒーロー、グォインの晴れの日を称えました。
パドレス一筋に21年間、8年も首位打者を獲得。守備
の名手が得る「ゴールド・グラブ賞」も5回受賞。オールスター
選出15回、通算3141安打。まさに、当代一流のバッテイング
の名手。名誉の受賞にも、おごらず、謙虚に、語りました。
他球団移籍の誘いにも乗らず、「20年間も、1球団、1都市で
プレーしたことに、誇りを思う」。まさに”ミスター・パドレ”です。
今は、テレビの解説者をやりながら、母校・サンディエゴ州立大
の監督で、後輩の指導をしていますが、最近、こう、嘆いた
言葉が、印象的でした。
「今、アフリカン・アメリカンの学生が、何故か、野球に
来ない。みんな、フットボールか、バスケット・ボールに
行ってしまう。私は、この2種目とも、プレーしたし、
どちらも好き、なんだが、野球はやはりいいよ。楽しいスポーツだ。
みんな、どうして、敬遠するのか、分からない」
グオインの嘆くように、メジャー全体で、黒人の進出は、目に見えて
減り、人種差別の壁が取り払われたのに、黒人に、野球は魅力は無くな
った、のでしょうか。黒人の先頭に立って、道を開いた、グオインは、
何とかしたい、思いがいっぱい、なのです。
「私は、再び、彼らが野球に戻るように、PRし、努力を続ける」
と、言うグオイン。彼の息子、ジュニアも、ブリュワーズの外野手
でプレーしていますが、生涯を野球に捧げた、彼の情熱が、再び
実を結ぶ、ことを祈ります。
次回は、アナハイム訪問です。
了
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