リプケン博物館、アカデミーは、リプケン・シニア基金
が運営し、オリオールズも全面協力。メジャー選手会も
寄付金を贈り、スタートしました。
シニア基金とは、オリオールズに生涯を捧げ、1999年
3月25日、ガンで亡くなった、父・シニアの遺志を受け継いで
誕生したもので、マイナー・チーム「アイアン・バード」は、
鉄人・リプケンの愛称から着けられたものです。
父の教えは「お前はそこにいるのは、必要、とされて
いる、と、自分を信じてプレーせよ」でした。常に、
自分を信じることが、鉄人の道を開いたのです。
父は、コーチから、オリオールズ監督に昇格した年、
開幕6連敗して、解任された悲劇の人。弟・ビルも、
メジャーでは、成功した、とは言えない成績でしたが、
一家は、全員協力して「自分を信じて進もう」を掲げて、
青少年の教育、育成に取り組んでいます。
すでに、マーカスキル、レイ選手も育ち、今後は、
このアイアン・バード、アカデミー出身の選手が、
オリオールズへ躍進する日も、遠くはないでしょう。
野球場は、完成から連日満員。シーズンは、6月
から9月まで、と短いのですが、地元には、完全に
定着。A級チームでは、驚異の動員ぶりです。いかに、
市民に愛されているかが、良くわかります。
球場とともに、アカデミー用の芝生練習場も設けられ、
観戦も可能です。
ここを訪ねるなら、球場から1㌔の距離(徒歩で十分
往復可能)にある、大手ホテル・チェーンの「シェラトン・
フォアポイント・アバディーン」に宿泊して、ゆっくり観戦がお勧め。
100㌦(約1万2000円)台でOK。レストランも併設
されています。ボルチモアから日帰りも不可能ではないですが、
やや、きつい日程になる、と思いますから。
(了)