ウイルミントン?そんな市があるの?と、お思いでしょうが、
東海岸、デラウェア州の港湾都市。ひなびた田園風景と、
綺麗な町並みがそろう、風景はなかなかのものです。
高速鉄道、アムトラックのドル箱路線、ノースウェスト線
の中間の都市。フィラデルフィアから19分、ワシントンからも
1時間半も至近距離。町は、今、デラウェア川沿いに、巨大な
コンドミニアム、マンションの建設ラッシュ。高給サラリーマン層
を誘致したい、狙いの開発が、急ピッチです。
この川沿い、駅から徒歩10分の場所に、マイナー
1Aのウィルミントン・ブルー・ロックスのホーム球場
「ダニエル・フローリー・スタジアム」があります。
その、一塁側スタンドに建てられているのが、
この「デラウェア・スポーツ博物館・殿堂」です。
川沿いは、綺麗な公園です。長い散策歩道が延びています。
人口わずか、7万2000人の町ですが、実に、清潔な感じ。
川沿いに、レストランも建ち並び、シーフードや、
ステーキ・ハウスの店らのも、観光客を誘っています。
1832年に市になった、と言われ、スェーデン人が開拓した、
町の歴史は大変古い、のです。
この博物館は、週5日間開館。4月から10月末までオープンし、
正午から午後5時までです。
運営はボランティアの方が当たっているので、この時間
限定の開館になった。ようです。
ここにいるボランティアの女性で、勤続10年余にもなる、
ベテランの方に、親切に案内して頂きましたが、何と、
彼女は、すでに、この殿堂入りしている、名士でした。
アウディ・シュワルターさん。
かっては、全米代表のソフトボール選手。左打ちの
スラッガーで鳴らし、その、若いときの、さっそうとした、
ユニホーム姿が、飾られています。
「もう、30年も前のころかしら。私も、若かったワネ」
と、微笑する横顔は、現役時代を思わせるもの
でした。
了
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