ボウリング殿堂を出て、右へ曲がる「ジャック・バック・
ウェイ」を北へ上がると(これは7番通り)すぐ、ワン・ブロック
の角にあるのが、「マイク・シャノンの店」です。
シャノンは、1962年から1970年まで、カージナルスの三塁手兼外野手
で活躍。ワールドシリーズ2回優勝、ナ・リーグ1回優勝の
スター選手。腎臓炎にかかり、現役を辞めると、すぐに
フロント入り。プロモーション活動の後、地元のラジオ局
「KMOX」の専属放送マンで、カージナルスの全試合を
担当。64歳の今も元気にマイクに向かう毎日です。
引退と同時に興したこの店は、球場から徒歩5分の
地の利の良さ。近所のサラリーマンも詰めかけ、
連日、満員の盛況です。
入り口に現役時代のシャノンの勇姿が飾られ、店内には、
驚くほどの、カージナルスのメモラビリアが壁いっぱいに
飾られています。
選手個人の店で、これほど多くの、グッズを展示している
店は、ニューヨークの、セントラル公園前にある「ミッキー・
マントルの店」を、しのぐのではないか、と、うなるほど
の、懐かしい写真、バット、ユニホーム、トロフィーの数々
でした。
店は姉が経営。私は、ランチタイムに訪ねましたが、
ほぼ満員。予約ナシでも、親切に案内してくれ、アイスティー
と、チキン・クロワサン・サンドで18㌦(約2160円)。質量
とも満足。サービスも丁寧。笑顔も良く、感じの良い店
でした。夜はステーキが売り物です。
シャノンの店が話題になったのは、4月28日、自動車事故死した、
カージナルスのジュシュ・ハンコック投手が、試合後、
ここで飲んでいたため「店の落ち度ではないか」と、遺族に訴えられたのですが、
「店の責任ではない」と、落着しました。夜はバーも盛況なので、選手も
良く来るようです。自己管理しなければ、と、改めて思う事件
でした。
了
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