サンノゼ日系博物館、その１

カリフォルニア州西部の都市、サンノゼ市に、日系博物館が

あります。アメリカの2世、3世、4世の集まる日系人コミュニテイ

では、ベスト３に入るジャパン・コミュニティー。その、ダウンタウン

の中心地に、「サンノゼ日系博物館」があります。

同地は、野球が盛んでした。１９０３年から活動した

「サンノゼ朝日」は、１９３５年3月２７日、当地のアサヒ・フィールドで、

遠征した東京・巨人軍と対戦。サヨナラ勝ちした、記録

が残っています。

日本からの移民が、苦労して開拓。戦時中は、アリゾナ

の収容所に強制収容され、アメリカ軍監視下でも、野球場を造り、

「ゼニムラ・フィールド」と、名付けて、楽しんだ、歴史も

あります。

その、日系人の汗と、努力の結晶を物語る、数々の

メモリアルが、この博物館にあります。野球関連の

資料もいっぱい。

サンノゼは、人口８６万人の都市。日本からは、アメリカン

航空の直行便があります。シリコンバレーで有名で、ハイテク

産業の中心地。日本人も、多数集まる、清潔な町です。

空港からも乗れる、サンノゼ・ライトレール（市内を走る鉄道電車）

で、ジャパンタウン、北第１ストリート下車。すぐです。ここは

日本語もＯＫ。日本商店も多く、古い、なつかしい雰囲気が

感じられます。ライトレールは、チケット１㌦（約１２０円）

の安さ。安全運転、早い。

この「ジャパニーズ・アメリカン・ミュジアム」は、平屋建ての

小さい建物。勤務している館員は、みんな、ボランティア。

週3回（月、金、土）お休み、です。入場無料。日系人

の伝統を訪ねてみては、いかがでしょう。

了