ウイチタへ飛んだのは、ここにある、カンザス・スポーツ博物館
を訪ねるためでした。
市内のオールドタウンの一角のあった、工場跡地を改修。2階建て
の立派な博物館です。以前は、同じ州のアビレーン市にありましたが、
2003年、同州最大の都市(人口32万9000人)のウイチタに移転。
カンザス出身のスポーツ人は、すべて有資格者。毎年8月末に選考。
年1回、殿堂入りを祝典を開いています。
1階には、この博物館の成り立ち、同州のスポーツの歴史を解説
する、ビデオ上映のシアターもあり、2階の展示は、野球、バスケットボール、
フットボール、などのコーナーに分かれ、掲額者は、中央に集めて、十分
なスペースを取り、訪れる人に語りかけてます。
この額は、写真ではなく、全部、スケッチ画。繊細なタッチで、その人
柄を巧みに写している、独特の展示です。
あの416勝もした、偉大な投手、ウォルター・ジョンソンは、カンザス
のフンボルト出身。少年時代を過ごした、生家の写真がありました。
ヤンキースの名監督、ラルフ・ハウク、エンゼルス悲運の監督、
ジーン・モウクも、カンザス出身。
全米カレジのベスト捕手に贈る「ジョニー・ベンチ賞」も、ここで
授与式が毎年、開催されています。ベンチは、オクラホマ出身、
カンザスとは無縁ですが、ウィチタは、アマ野球の総本山。
カレジ・ワールド・シリーズも開催され、その、ビッグ・イベント
として、ベンチに協力を仰ぎ、年1回の表彰式を行う、ように
なりました。
館長のテッド・ヘイズさんには「カンザスはスポーツ天国。今度、
時間があれば、ゆっくりしていってくれ」と、言葉を掛け
られました。新年、祝祭日以外は無休。大人7㌦(約840円)。
昔の風情を残す、オールドタウン見学も楽しい。
人情の暖かみを感じる町でした。
了
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