ピッツバーグからシカゴ・オヘア経由で、カンザス州ウイチタへ。
一泊して再びオヘアへ。その帰路。前日好天だったオヘアは、
一転して雪。激しく降る雪の中、時間通りに、無事着陸しました。
オヘ空港の除雪作業の見事さに、窓から見ほれていると「ゲート
が空かないので待機します」と、機長のアナウンス。
雪で出発できず、止むなく、待機滑走路で時間待ち。
ところが「10分で動きます」どころか、20分、40分経っても、
移動できない。
ここで、感動したのは、乗客のマナーです。
老若男女、年齢も様々な人で、ほぼ満員でしたが、誰1人、文句
を言う人がいないのです。
「天候だから仕方がない」と、黙々と、ひたすら待ち。日本だったら、
「何やっているんだ!早く着けろ。間に合わないゾ」と、怒る人も
でるでしょうが、水を配る、フライト・アテンダントに、サンキュー、
と、感謝しているのです。
中には、乗り継ぎの人も少なくないのに、やっと、1時間後、
ゲートへ向かった瞬間、自然に、怒る拍手、笑顔。降りるときも、
サンキュー、と、お礼を言って、他のゲートへ急ぎ、立ち去ります。
みんな、何事もなく、通り過ぎて行きました。
朝日新聞に「ホームステイから帰国高校生の機内マナーの
ひどさ。付き添いの教師も注意しない」と、いう投書がありました。
このフライトに、そんな、連中がいなくてよかった、と、日本人
として、我が身を恥じる思いでした。
マナーを教え、社会人としての節度を守り、きちんとしている、
その姿。一刻でも早く、お客を降ろそう、と、熱意あふれるUA便の
パイロット、アテンダント。いや、さすが、ですね。
教えられること多い、ローカル便の感動でした。
了