松原 明の大リーグ

ラーキンの背番号「１１」欠番に、11日間のセレモニー

レッズは８日、本年度のクーパースタウン野球殿堂入りした、レッズＯＢ、

バリー・ラーキン遊撃手の背番号「１１」を欠番にする、と、発表しました。

ラーキン氏の欠番セレモニーは、8月２５日、カージナルス戦の試合前に

行いますが、背番号「１１」にちなんで、セレモニーを１１日間行う、

ユニークな企画を行う予定です。

8月１６日のメッツ戦から、8月２６日のカージナルス戦までの間、

連日行うイベントです。

多くの殿堂入りレッズＯＢが交互に登場。ファンとの交流会を開く、数々の

計画を立てています。

レッズの欠番はこれで１０人目。1番フレッド・ハチンソン監督、5番

ジョニー・ベンチ捕手、８番ジョー・モーガン二塁手、１０番スパーキー・

アンダーソン監督、13番デーブ・コンセプション遊撃手、１８番テッド・

クルゼウスキー一塁手、２０番フランク・ロビンソン外野手、２４番

トニー・ペレス一塁手、４２番ジャッキー・ロビンソン内野手。

「クーパースタウンの表彰式、様々の経験は素晴らしいものだった。

シンシナチ市を挙げての、すべての市民との楽しい11日間になって欲しい」

と、ラーキン氏は願っています。

レッズ・コムのレポートです。

了

 

トーメ、背中痛で当分休養

オリオールズが迎えた、大ベテラン、ジム・トーメＤＨは、7月１７日から

背中痛で休養していますが、7日、本人は「完治するまで治療に

専念する」と、９月には再起したい、の気持ちなのが分かりました。

ＣＢＳスポーツラインのレポートです。

連戦連敗で2位も危なくなっていた、オリオールズは、ＦＡのトーメ

を採用。クリンアップに起用してから回復、トーメはホームランを連発。

チームは再び元気を取り戻し、2位を確保、首位・ヤンキースにも

４・５差と迫っています。

「その野球への姿勢。たゆまぬ努力、ハード・ワークは、若手

のいいお手本だった。1日も早く再起して欲しい」と、バック・シュワルター監督

は願っています。

すでに、サミー・ソーサを抜く６１１本塁打、歴代7位に上がったトーメ。

もう４１歳ですが「まだ引退は考えていない。少しでも、オリオールズのお役に

立ちたい」と、コメントしています。

了

 

メッツ、来年開催のオールスター・ロゴ公表

メッツは7日、ホームのシテイ・フィールドで、来年ここで開催される

「第８４回オールズター・ゲーム」のロゴを発表しました。

メッツのオレンジ・ライン入りのボールに、中央に２０１３オールスター・ゲーム

の文字を入れ、上にはマンハッタンの高層ビル群を背景に

ブルックリン・ブリッジを置くデザイン。

メッツのホームで開催するのは、１９６４年、当時のホーム

「シェイ・スタジアム」時代から４９年ぶりになります。

すでに新ヤンキー・スタジアムは２００９年に開催しており、

同じ新球場を作ったメッツは４年遅れの主催になります。

ニューヨーク市で開催されるのは、大リーグ最多の９回目。

ファン・フェストは、ヤンキースも開催した「ジャビッツ・コンベンション・センター」

で行います。

この日は､リチャード・ブルンバーグ・ニューヨーク市長も出席。

「世界中から多くのファンを迎えて、市を挙げて盛大なイベントに

したい」と、スピーチ。現役3人、ＯＢ4人のメッツ・スターも同席。

２０１３年は7月１６日（火）に行われます。

ＭＬＢコムのレポートです。

了

 

パドレス身売り、オマリー一家へ

ナ西地区4位に低迷するパドレスは６日、身売りが成立。

元ドジャースのオーナーだった、ピーター・オマリー一家と

投資家グループに８億㌦（約６２４０億円）で譲る、交渉が成立した、と

伝えられました。

これもＣＢＳスポーツラインのレポートです。

オーナー会議の承認投票を経てから正式に決まりますが、

パドレスは前回も身売りは承認されず、流れた経過があります。

今回はロン・ファウラー（投資銀行グループ）氏と、プロゴルファー

のフィル・ミケルソンも参加、オマリー・グループも連なる

複数の買収で、表面に立つのは、ピーター・オマリー氏

のようです。

ドジャースを買収したのも、看板スターのマジック・ジョンソンを

押し立てた投資家グループでした。

このグル－プ運営でうまく行くのか、最近、不振にあえぐパドレスは

生き返るかどうか、ともかく承認されなければ、仲間入りできない

のですから、メジャーに顔がある、オマリーさんの根回しで何とか

ゴー・サインを得たい、のですが。

了

 

バーランダー三振奪取ショー、14個

6日、デトロイト。タイガースの右腕エース、ジャステイン・バーランダー投手

は、ヤンキースから、ロビンソン・カノ、デレク・ジター以外の全員から

１４個（自己ベスト・タイ）の三振を奪う力投で、７－２の快勝。

これでタイガースは５連勝、首位・ホワイトソックスに「１・５差」

のまま食い下がります。

タイガースの投手で、ヤンキースから１４三振奪取の記録は、

１９５８年１０月のジム・バニング投手以来、５４年ぶり、

チーム史上2人目の快投です。

4番・プリンス・フィルダーは2回に１９号先制ソロ、3番・ミゲル・カブレラも4回に28号。

このＦＣ砲は2人で１７２打点（カブレラは９２、フィルダーは８０）４７本塁打。

両リーグ最高のパワー・コンビです。

８番・イチローはＤＨでしたが、ノーヒット。「８回でも１６０㌔も出る。

速球だけでなく他の球もすごい」と、脱帽。これでイチローは

ヤンキース加入以来続いていた連続試合安打も「１２」でストップ。

しかも３三振。手も足も出ませんでした。

ＣＢＳスポーツラインのレポートです。

了

 

第１８節終了、レッズのスパート、ナ・リーグ

ナ・リーグも５日、第１８節を終了。

東はナショナルズが首位をキープ。２位・ブレーブスに「３差」。

３位・メッツ以下は、２位と「９・５差」では無理でしょう。

中地区は首位・レッズが２位・パイレーツに「４・５差」。両リーグ最高の

６６勝、故障で休養していた、３番のジェイ・ボット一塁手も、今週から

再起の予定。地区優勝へスパート態勢です。

パイレーツは首位対決３連戦最後の５日、エース・バーネットが踏ん張り、

８回３分の２を２失点でレッズのスィープを食い止め、望みを

つなぎました。ヤンキースから移籍したバーネットはこれで１４勝３敗。

２０勝も夢ではない活躍です。

西地区は混戦。ジャイアンツがもたつき、２位・ドジャースも勢いはなく

「０・５差」の接戦のまま。まだ、ともに６０勝にも届かず（全６地区でここだけ）、

地区優勝しない限り、ポスト・シーズンは困難の流れです。

昨年地区Ｖのブリュワーズはマイナス１１。首位・レッズに「１７・５差」も

着けられ、エース・グリンキー投手もエンゼルスへ放出。今季はあきらめ

形です。

東地区を独占していたフィリーズも、５日、やっと最下位を脱出しましたが、

まだマイナス１０。主力スターのセール、放出のうわさばかりです。

アストロズは両リーグ・ワーストの３６勝。ブラッド・ミルス監督解任の

情報も流れ始めました。

すでにフィリーズ、ジャイアンツ、ドジャース、カージナルスの４球団は

２００万人動員を超え、ロッキーズ、ブリュワーズ、カブスも２００万人

目前です。

昨年の王者、カージナルスは「７差」３位。果たして届くのでしょうか。

しかし、９月の波乱は毎年起こります。独走で安心していたチームの

急降下は３年前のメッツを始め、いくらも前例があります。

まだ、このままスンナリ行くかどうか？だれにも分かりません。

了

 

残り５０試合、第１８節終了ア・リーグ

５日、第１８節が終了しました。まずはア・リーグから。

各チームとも残り試合は５４試合前後です。いよいよ、ラスト・スパート。

ア・リーグ東地区はヤンキースが不動。２位・オリオールズに「６・５差」。

レッドソックスは１０ゲームも離され、まだマイナス１。追い込むのはとても無理な

状態です。

中地区は、インディアンス（３位）が今季ワースト９連敗の惨状でほぼ圏外。

ホワイトソックスとタイガース（１・５差）のマッチ・レースです。

西はレンジャーズが２位・アスレチックスに「５・５差」をキープ。

エンゼルスは３位に落ちて「６差」。これではよほど頑張らないと、

ワイルド・カード出場も無理なような位置です。

ヤンキースは両リーグ最多の２４２万４７０５人を動員。人気も一番です。

２００万人超えはレンジャーズ、レッドソックスの３チームですが、

エンゼルス、タイガース、ツインズの３球団も２００万人超えは目前。

不振のインディアンスは人気もワースト、最下位の有様。

まだやつと１００万人を超えたばかりです。

了

 

キング・フェリックス、ヤンキー・スタジアム完封

マリナーズの右腕エース”キング・フェリックス”ヘルナンデス投手は

４日、ヤンキー・スタジアムで１－０の完封勝利。１０勝目を挙げました。

わずか散発２安打、ヤンキースの残塁は３個。まさに、手も足も出ない

ようなワンマンショーでした。

「彼はすべてわれわれを超えた。それ以外の言葉はない」と、

ノーヒットのデレク・ジター。３番・カノが二塁打、８番・イチローが

シングルを記録しただけの完敗。

ヘルナンデスがヤンキー・スタジアムでヤンキースに完封勝利は

２０１０年６月３０日（７－０）以来２度目。ヤンキースを２安打、１－０の

完封は、殿堂入りのジム・パーマー投手（オリオールズ）が、

１９７８年６月１日に記録して以来、３４年ぶりです。

ヤンキー・スタジムでの１－０完封勝利（旧スタジアムも含む）

は１９８８年９月、インディアンスのグレッグ・スインデル投手以来

２４年ぶり。いずれも歴史的な快投です。

「２死から２人歩かせた。こういうピッチングではいけない」

と、本人は１０１球の快投にも浮かれていません。

打てないマリナーズで、いつも打線の援護がなく、これで

やっと１０勝です。もっと打線がそろうチームにいれば

いまごろは最多勝利を争っているはずのヘルナンデスです。

このシリーズの勝ち越しをかけた最終戦は、５日のデーゲーム、

岩隈投手が立ち向かいます。

了

 

ドジャース、左腕・クリフ・リー投手の獲得交渉

２位に落ちて､ポストシーズン出場へ懸命のドジャーズは、フィリーズ

から左腕・クリフ・リー投手を獲得する交渉を始めた、という情報が

ＣＢＳスポーツ・ラインで流れました。

しかし、リーは２１球団は拒否、のノー・トレード契約がある上、残り年俸は

まだ９５００万㌦も残っています。

「資金はかまわない」と、強気のドャースですが、リー獲得は、

エンゼルス、レンジャーズも手を引いており、果たして成立するかどうか？

のようです。

最下位に落ちたフィリーズは、大金ベテランはどんどん整理の方向で、再建へ

走っています。この日も、ドジャースへ先発のジョー・ブラントン投手を

放出してばかりです。

首位・ジャイアンツとドジャーズは「０・５差」の激戦。３位・アリゾナも

「２差」に迫っいます。

了

デーモン外野手も解雇

松井外野手よりも、一足先に就職が決まり、今季はインディアンスでプレー

していた、ベテラン３８歳のジョニー・デーモン外野手は、３日、戦力外通告、

マイナーで残り試合をやるか、他球団へ行くか、あと１０日の運命

です。

もう、老化現象の目立つデーモンでは、往年のスピード感あふれる

プレーは期待できず、松井と同じように、引退を迫られるのではないでしょうか。

今季は、打率・２２２、４本塁打。パワーも走塁も衰えは明かでした。

デーモンは「３０００本安打を達成したい」夢を追い、現役を続けて

きましたが、２７６９安打。あと２３１本でついにストップです。

本人はゴールを目前に、さぞ無念の思いが駆けることでしょう。

ハッスル・プレイヤーだった、デーモンの再起を祈るのですが。

了