松原 明の大リーグ

レッドソックスのレジェンド、ペスキー内野手死去

レッドソックスのレジェンド、小柄な内野手、ジョニー・ペスキーさんは13日、

９２歳の生涯を閉じました。

１９４８年、フェンウェー・パークの右翼ポールを超えるギリギリのホームラン

で勝利を呼んだのを記念した、黄色の右翼ポールは「ペスキー・ポール」と

名付けられています。生涯１７本しか打っていない、ペスキー貴重な本塁打でした。

テッド・ウィリアムス外野手、ドン・デイマジオ外野手、ボビー・ドーア内野手の

１９４０年代を支えた4人の堅い団結と、友情を描いた、デビッド・ハルバースタム氏の著作

「チーム・メート」と、その本を土台に築いたゲート前に立つ4人の銅像は、

レッドソックス・ファンの心を捕らえています。

レッドソックスの首脳、バド・セリグ・コミッショナーも、哀悼の言葉を

寄せました。

２００８年、レッドソックスは、ペスキーの背番号「６」を欠番にしました。

ＣＢＳスポーツラインの報道です。

了

 

西岡、五十嵐、ともに降格

ツインズの西岡内野手、ヤンキースの五十嵐投手は、１３日、

ともに３Ａへ降格しました。

両チームとも、故障リハビリから再起するプルーフ内野手と交代

（ツインズ）新加入のロー投手にワクを明ける（ヤンキース）ため

の降格です。

西岡は5日に昇格しましたが、インディアンスの3試合に起用され、１２打数ノーヒット、

3エラー、全く精彩を欠き、次のレイズ戦はベンチのまま。

せっかくのチャンスに、これでは、あと1年契約は残りますが、前途は多難でしょう。

五十嵐は１２日に1イニング（敗戦処理）投げて３失点。とても通用する

投球ではなく、今後の処遇も？です。

日本人選手は、満足な成績を挙げる人はほとんどおらず、寂しい限りです。

ＣＢＳスポーツラインのニューズです。

了

 

第１９節終わる、エンゼルス、首位に８差と後退

大リーグは12日、第１９節を終了。どのチームも１１０試合を消化、

残り試合はわずかです。

気になるのは、ア西地区エンゼルスの後退。これで３カード連続の

負け越し。首位・レンジャーズ（3カード連続勝ち越し）との差は「８」に開き、

3位を抜け出せません。

レンジャーズと「８差」も開いたのは5月２２日以来です。

１２日はサイヤング賞有力のエース、ウィーバーを立てて必勝の構えでしたが、

７回３失点で2敗目。5月13日にレンジャーズにＫＯされて以来です。

レンジャーズはホームに迎えたタイガースとの3連戦で14万１３１０人

を動員。今季は２５２万9244人。ア・リーグの動員1位になりました。

ツインズ、カブスも２００万人を超え、これで両リーグとも６球団ずつが

２００万人の大台に乗りました。

ナはフィリーズが依然として動員首位（２６２万３１０８人）ですが、

ついに8月6日、連続試合売り切れの記録は「２５７試合連続」

でストップ。最下位続きのため、この日は4万１６６５人。わずかに

空席が目立ちました。惜しいストップです。

ＭＬＢコムのデータ・センター調べでした。

了

 

ダルビッシュ、１２勝目、新コンビ・ソトと

投げてはＫＯ続き、苦悩していた、ダルビッシュ投手が12日、

テキサスのホーム（デーゲーム、気温３５度）で先発、7月２１日以来

約３週間ぶりの１２勝目を挙げました。

この日は、カブスから移籍したソト捕手との新コンビ。彼は2008年、

ナ・リーグの新人王、クリンアップも打った実績がある捕手です。

近年、打てなくなったため、カブスは放出しましたが、ナポリが

故障リスト入り、トレアブラも解雇されて、ついにソトの出番が回って

きました。

「暑さも気にならない。自分の姿を取り戻して攻めてゆけた。

ソトさんには”気持ち良く投げさせてくれ”と頼んだ」そうです。

「彼はマウンドのキング、頼もしく見えた」と言う、ワシントン監督です。

さらに、この日のハイライトは打点王争い。

レンジャーズの3番・ハミルトン外野手は先制32号２ラン、3打点。

タイガースの3番・カブレラ三塁手はダルビッシュから左翼線2点二塁打。

ハミルトンは９９、カブレラは９８打点。その差はわずか「１」。

どちらが先に１００打点を超えるか、楽しみです。

タイガースのリーランド監督は「今季のＭＶＰ候補はウチのカブレラ」と

推薦していますが、さて、どうでしょうか。

レンジャーズは１３日から、ニューヨークでヤンキースと最後の

4連戦。ポスト・シーズンで顔を合わせるのは、ほぼ間違いない

この東西２強の対決はすごい盛り上がりになります。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

了

 

レッズ・ボット一塁手、また手術、再起は未定

レッズの4番、ジョイ・ボット一塁手は、再起へスタートの予定でしたが、

遠征のチームの同行して練習していましたが、スライディングでまた左ひざが痛み出し、

すぐに、シンシナチへ帰り、１０日、ＭＲＩ検査を受けて半月板の手術を受けました。

再起はさらに延び、いつ戻れるのか未定です。

一塁手の代役、5番・フレイザー、4番・ルドウィック左翼手はともに好調。2人は

首位・レッズを支えていますが、2位・パイレーツに「４・５差」があるとはいえ、

油断はできません。

レンジャーズのナポリ捕手、レッドソックスのホープ、ミドルブルックス捕手

も故障アウト、痛い欠場です。

ＭＬＢコムのレポートです。

了

 

ジター、アーロンに並ぶ今季１５０安打

ヤンキースのデレク・ジター遊撃手は、１１日、トロントのブルージェイズ戦で2安打、

今季１５０安打をマーク。ハンク・アーロン外野手の持つ「１７年連続１５０安打以上」

の大リーグ記録に並びました。史上2人目の快挙です。

「偉大な先輩に並ぶのは光栄。私は、これからも”常に継続”を目標

にプレーしたい」。

もう３８歳の大ベテラン。動きの激しい遊撃手のポジションだけに

ジラルデイ監督は、この日は守備を免除、ＤＨで打撃に専念させました。

しかし、全く疲れを知らないジターはすごいですね。

１５０安打はリーグ1位。3年ぶりの２００本安打も望める好調さです。

アーロンは１９５５年から１９７７年までに作ったものです。

これで通算３２３８安打、歴代１４位。もう1年、１００安打すれば

ベストテンに入ります。

この日はエースのサバシーア投手が左ひじ痛で今季2度目の

故障リスト入りする、暗いニューズがあっただけに、リーダー、

ジターの活躍は、素晴らしいではありませんか。

「これだけ波がなくやれた、ことを誇りに思うよ」。

まさに明言。ヤンキース・コムのレポートでした。

了

 

驚異の新人、トラウト、犠飛で2打点も

エンゼルスの新人、1番・、マイク・トラウトの活躍は止められません。

１０日、ホームのマリナーズ戦。最近、好調のヘルナンデスから３回に

21号3ラン、さらに、５回裏の満塁に、右翼フェンスいっぱいの犠飛を挙げ、

三塁走者ばかりか、2塁のアイバーまで一気のホームイン。

珍しい「犠飛で2打点」の大暴れ。1人で試合をタイに持ち込み、

サヨナラ勝利に結び着けました。

1人５打点は自己ベスト（これで６５打点）は、一時的に昇格した、

昨年8月30日にも記録しており、まさに、ものすごい勢いの新人です。

犠飛で2打点はチーム・メートのアルバート・プホルスがカージナルス

の２００９年6月7日、ロッキーズ戦に達成して以来、3年ぶりです。

ヤンキー・スタジアムでヤンキースを完封、意気込んで、アナハイムに

やって来たヘルナンデスも脱帽のバットでした。

エンゼルスは2連敗でストップ。巻き返しです。

ＣＢＳスポーツラインのレポートでした。

了

 

ポスト・シーズン日程、正式に発表

ＭＬＢは９日、ポスト・シーズンの全日程を発表しました。

今季からワイルド・カード・チームは１つ増え、ワイルド同士で「１試合」の

決定戦を行い、その勝者は「地区シリーズ」へ進みます。

公式戦は１０月3日に終了。1日開けて５日、ワイルド・カードの代表決定戦。

その勝者は地区最高勝率チームと、勝率２、3位が対戦（いずれも５試合

3勝で進出）します。

この勝者同士がリーグ・シリーズ（7回戦、４勝でリーグ優勝）を行い、

最後の「ワールド・シリーズ」（７回戦、4勝で優勝）を争います。

地区シリーズは２、3位対決カードはア、ナともに１０月６日から、

最高勝率対ワイルド・カードは1日ずらせて７日から。（いずれも

移動日は1日だけ。８日と９日）

リーグ・シリーズはアが１０月１３日開幕、ナは1日遅れて

14日スタート（移動日は2日）。

ワールド・シリーズは10月２４日開幕、今季もオールスター勝者

のナ・リーグ球場で開幕します。（移動日は2日）。

試合開始時間はまだ未定。出場チームが決まり次第決める、ようです。

了

 

ハミルトン外野手はFA、ドジャ－ス行きか？

今季オフにFAになる、レンジャーズの看板スター、ジョシュ・ハミルトン外野手は

チームとは、オフまで契約延長交渉はしない、ようです。

CBSスポーツラインの報道によると、ハミルトン側は「プーホルスと

同じ待遇を」と、強気の姿勢です。

1年２５００万㌦以上の年俸、５年の延長を、望むようです。

このような大金を出せるチームは、今は、資金豊富なドジャースしかいない、

と、言われています。

ハミルトンは８日、久々の３０号、3安打、４打点（もう９５打点に）の猛打復活。

ワシントン監督は「彼のスイングが戻ってきた。これが本来の姿だ」と、

喜んでいますが、ダニエルズGMはノーコメント。

ドジャースのマジック・ジョンソン・グループは「ウチにくれば、ケンプと並ぶ理想打線

になる」と、もう獲得したようなコメントです。

ハミルトンはア・リーグ3連覇を土産に去るのでしょうか。

了

 

故障者続出のトロント

ア東地区最下位に落ちたブルージェイズは、故障者続出

にお手上げです。

3番のホセ・バウチスタ外野手は、まだ、手首痛が消えず、もう一度

再検査。彼の不在で得点力はガクンと落ちました。再起は未定。

本塁打王が戻らないと、苦しいのは確かです。

ホワイトソックスも、タイガースと０・５差をキープしていますが、

4番のコナーコ一塁手と、5番のリオス外野手がともに背中痛で

欠場。やむなくヨーキルスが代理で4番に入りましたが、これでは

タイガースの急追を逃げるのは厳しいのではないでしょうか。

レッズもブリュワーズに、ミルウォーキーであえなくスィープ負け。

今季2度目の４連敗で、2位・パイレーツとの差は「２・５」に

詰まりました。中地区独走、と思っていたら、そう甘くはない

ですね。残り1ヶ月半。これからが大変です。

了