2008年ポスト・シーズンの選手配当金が、12月2日、やっと発表されました。
全体の総額(地区シリーズの第1戦から3戦まで。リーグ・シリーズとワールド・シリーズ
の各1-4戦までのチケット収入の60%)は5111万㌦で、3年連続のダウン配当に
なりました。
チケットは、この3年間据え置かれていますが、レイズのトロピカーナ・フィールドの
収容人員が少なく、観客動員が伸びなかったのが、今季もダウンの原因
のようです。
配当金は、選手会の投票でだれが、フル配分を受けるか、を決めますが、
優勝したフィリーズは、45人、負けたレイズは43人がフル配当。
あとは出場試合数に応じて配当は減ります。クラブハウスマン、トレーナーら
裏方さんにも、金一封(現金配当)があります。
減る、と、言っても、日本シリーズの収入だけを2クラブで分ける日本とは大違い
の大金配当です。
フィリーズは1人、35万1504㌦(約3300万円)レイズは22万3390㌦
(約2100万円)。日本一の西武は1人238万円。約10倍もの格差です。
リーグ・シリーズで敗れたレッドソックスは、1人10万2231㌦(約950万円)
ドジャースは10万2794㌦(約960万円)。
さらに、各地区シリーズ敗退チーム、各地区2位チームにも配当があります。
全部で12チームへ配当があります。
フィリーズでシリーズに出番がなかった田口外野手も、フル配当を受けました。
カージナルス時代の2006年にも、36万2173㌦のフル配当。日本人選手で
2回も恩恵にあずかったのは、本当に幸運児です。
MLBは「トロピカーナはシリーズ開催の規模ではない」と、改めて改修
を要望したのですが、新球場建設案は、地元市、郡の支援を得られず、
計画は挫折したまなので、今後、どうなるか、注目したいものです。
了