このほど、タイプパッド社から「3月で閉鎖します」のメッセージが届きました。
長年、このブログを掲載して頂きましたが、クローズとなっては、残念ながら
終了するしかありません。
私は、グーグルのブロガーでも書いていましたので、そちらへ移動
いたします。日々、話題は多い大リーグですので、面白いテーマを
取り上げて、ファンのみなさまにお届けしたい、と思います。
www.bloger.com/home でアクセスできる、と思います。
または、グーグルの検索で「楽しい大リーグ」をチェックして頂ければ
分かる、と思います。
ご愛読ありがとうございました。
了
ウインター・ミーテイングの監督会見は3日から3日間、行われ、
5日、30球団の全監督が登場、無事に終了しました。
この会見記録は即座に流れ、メディア・ルームに配られますし、
ネットでも見ることができます。
担当しているのは「ASAスポーツ社」の速記者。耳で聞いたコメント
をパソコンに打ち込み、仕上げてゆくのです。
同社は「議事録を残したい」というスポーツ各方面の要望に応えて
1990年に創立され、様々な改良を経て、今のやり方になりました。
会見の横に付き添い、耳で聞いた一部始終をパソコンに打ち込む作業ですが、
質問者がいい英語を話す、とは限らないし、なまりもある人もいますが、
その全部のやりとりを聞き取り、パンチするテクニックには、神業としか
思えません。
一度、その担当者(女性記者)に聞いたことがありますが「経験を積めば
どんな言葉でも分かります」と、平然としていました。
同社は1990年、要望に応えて創立され、いまや、全部のスポーツ大会へ
招かれ、この実績を築き挙げ「99・9%は正確に表現しています」
と自信たっぷりです。
多忙で会見に出ることができないときも助かるし「あれな何なのだ」という
疑問も解消されます。
ネットでも自由に開放されています。www.asasports.com
にアクセスしてみてはいかがでしょうか。
了
5日、この日も、アッという動きはナシ。あと1日でフィナーレ。大騒ぎしても
(毎年そうですが)みんな腹の探り合いで持ち越し、になりそうな雲行きです。
ブレーブスはゴンザレス監督のオプションを更新。2014年まで延長、
ホワイトソックスがケッピンジャー内野手と3年契約、アリゾナに
チャベス入団、エンゼルスがブラントン投手と2年契約、
というのが明らかになったところです。
この日、会見の最後の登場した、メッツのライト三塁手は、サンデイ・オルダーソンGM
同席で、残留の感謝会見。熱弁を奮い、フロント、オーナー、ファン、メディア、家族
に感謝、感謝でした。
会見には夫人を始め、家族が見守っていました。
ウィンター・ミーテイングでこのようなスター選手の契約更新会見は
珍しいシーンでした。2013年のライトは、メッツの牽引車として、
この感謝の言葉に恥じない活躍を見せるでしょう。
MLBコムのウィンター・ミーテイング報告でした。
了
ナッシュビルの「ウィンター・ミーテイング2日目」も大きな動き
はありませんでした。
レイズがYエスコバル遊撃手をマーリンズからトレードで獲得。
(ブルージェイズから移籍したばかり。使わないまま放出とは、
マーリンズの意図は?です)
ドジャースFAのヴィクトリーノ外野手がレッドソックス入り。3年契約、
年俸総額3900万㌦=約31億円です。レッドソックスは右翼手に固定
したい考えのようです。
一時、宙に浮いていた、エンゼルスのダン・ハーレン投手は、ナショナルズ入り。
ジョンソン監督は「ウチは新人でもベテランのようにふるまう投手もいるが、
彼は経験豊富なベテラン。プラスになる」と、この日の記者会見で語って
います。
FAスカタロウ二塁手はジャイアンツに残留。3年契約。これで、1番・ペーガンと
2番・スカタロウのコンビはそのまま不動です。
ジャイアンツは、サビーンGM、バウチー監督の2014年オプションを更新。
このコンビで推進します。連覇へ首脳陣から体制固めです。
初日から連日、監督会見がありました。詳細は明日に。
MLBコムの現地報道です。
了
注目のウィンター・ミーテイングは3日、ナッシュビル(テネシー州)で開幕。
初日の動きは、前レンジャーズのナポリ捕手が3年契約、年俸総額
3900万㌦(約31億円)でレッドソックス入りです。
ジャイアンツはFAペーガン外野手と4年延長、パドレスはマルキース投手
と1年契約。早朝から深夜まで全球団の商談は続きます。
さらに、ヤンキースのA・ロド三塁手は腰痛が完治しないため、
再び2度目の手術を受ける、ことがこの日、明らかになり、1月にも治療を始めます。
リハビリも入れて再起へ約2ヶ月は掛かる、との診断なので、
開幕は全く間に合わ、内野のアナ埋めはピンチです。
捕手マーチンを移籍で失い、ロドリゲスもアウト。ヤンキースは補強に大変
です。MLBコムの現地レポートでした。
了
ジャイアンツの広報担当副会長、サッチ・スローターさん(女性)が3日、
今年度の「フィッシェル賞」(30球団のベスト広報活動賞)を受賞しました。
3日、ナッシュビルのウィンター・メーテイング初日に発表されました。
アメリカン・リーグの広報担当として、長年活動してきた、ロバート・O・
フィッシェルさんを称えて、1981年に設営されたのが「フィッシェル賞」
です。
サッチさんはカリフォルニア大学バークレー校出身、サンフランシスコ市の
広報担当官から転身。ジャイアンツではもう20年のキャリアがあります。
この間、AT&Tパークが誕生、3回のワールド・シリーズ、1回の
オールスター・ゲーム開催を経験、2回の王座報告市中パレードも実現
させ、広く地域社会の発展の努力した点を評価されました。
広報部が激務で3人のスタッフが日々活動していますが、チャリテイ活動も
積極的でした。
サンフランシスコ市にも20年住む、2人の子供の母。
われわれも取材のときにお世話になる、大事な方です。
初受賞は本当に良かった、と、思います。
MLBコムのレポートでした。
了
クーパースタウンの野球殿堂入り特別選考会は2日、ウィンター・ミーテイング会場の
ナッシュビルで委員会16人の投票を行い、3人を選び、ミーティング開幕初日の3日、
発表しました。
この選考は「これまで殿堂入りの候補に挙がっても漏れていた人物
を洗い出したい」目的で、開催されるもので、今年度は「プレ・インテグレーション時代」
(野球初期から1946年まで)と限定しての選考でした。
選ばれたのは、審判のハンク・オデイ、ヤンキースの草創期のオーナー、
ジェイコブ・ルパート、19世紀の捕手兼三塁手、ディーコン・ホワイト
の3人です。
ルパート氏はヤンキー・スタジアムの「モニュメント・パーク」に額が飾られて
いますので、知っていますが、あとの方は存知ません。
今回、投票候補者は10人(選手6、エキゼクティブ3、審判1)75%以上の
得票で当選でした。クーパースタウンのEメール通信から紹介しました。
了
カージナルスのクーパースタタウン野球殿堂入りのスター、オジー・スミス氏は
2日、自分が大切にしてきた、13年連続ゴールド・グラブ賞受賞グラブを全部
ついにオークションに掛けました。
このワン・セットは総額51万9203㌦(約4300万円)で落札されましたが、
だれが手にしたのか、公表されていません。
AP通信のニューズです。
10月に「自分の保管していた野球用具は全部オークションに掛ける」
と明らかにしたのですが、なぜ、自分の分身でもあった用具を手放すのか、
沈黙したままでした。
カージナルスの現役時代は、軽妙な動きで「オズの魔法使い」とまで
言われた、歴史に残る名遊撃手、オジー・スミス。
セントルイス市ダウンタウンにあった、自分名義のレストランは破産、
店は閉めたまま。赤字で経営は困難だったのか、ナゾのままです。
華やかだったオジーを知るだけに、何とも言いようがありません。
了
新着の「マイナー・リーグ・ニューズ」第10号のトップ記事に、「今季の
ベスト・マイナー・リーグ・チームに1Aデイトン・ドラゴンズが決まった」
と紹介されています。
受賞式はウインター・ミーテイング最終日の6日、ナッシュビルで行われます。
デイトン市は人口17万人。アメリカのオハイオ州南西部の都市。日本
の神奈川県大磯市の姉妹都市になっています。
農業地帯ですが、飛行機を発明したライト兄弟の生まれ育った町で航空機産業
も盛んです。
ここがなぜ、「ビッグ・マイナー球団を超えて選ばれたか」、というと、驚異のファン動員記録
が背景にあります。
2000年4月27日にオープン。デイトナ市のマイアミ川に面した、ダウンタウンに建つ
収容7250人の野球場です。それが、開場以来、連日売り切れ、今季で13年連続
913試合完売のアメリカ・プロのファン動員新記録を作りました。
アメリカ・プロの連続試合動員売り切れ記録は、NBAポートランド・トレイルブレイザース
の814試合(1977年ー1995年)だったので、小都市でこの完売記録は
「すごい!」と言うしかありません。
1Aマイナーの平均動員数は3400人。いかに、地元ファンに愛された存在か、が
分かります。
「まさにマイナー・リーグのお手本。いかに地元社会に溶け込み、活動をして
きたか、の素晴らしい実績です。その日々の努力を称えたい」と、マイナー・リーグ
のパット・オコーナー会長は称賛しています。
デイトンのボブ・マーフィー会長は「発足前にいかに地域住民の理解を深めるか
に、全員で交渉に回った。時間を掛けて反対派を説得した。球場ができてからも
努力を続けた。このような予想以上の成果を挙げられるとは、市民のみなさんんに感謝です」
と、話しています。
外野は芝生席だけ。3層のメイン・スタンドは屋根付き、左翼に巨大なスコア・ボード。
夕日はマイアミ川に沈む、見事な景色です。
デイトンはレッズのマイナー。シンシナチ市にも近く、地元のデイトナ大学とも連携を
取り、社会福祉活動も熱心です。
ベースボール・アメリカ誌が発行している「グレート・パーク・カレンダー」2010年
の4月に球場全景写真が載っています。いや、見とれるような野球場です。
了
29日、ニューヨークの、2人の看板スターが再契約しました。
ヤンキースの史上最高のクローザー、マリアノ・リベラ投手と、メッツ
の3番打者、デビッド・ライト三塁手です。
リベラは5月3日、ヤンキースタジアムの練習中、打球を追って外野フェンスと
激突、ひざを痛めて以後休養。6月に手術を受けてリハビリ中。
再起の見通しがついたため「もう1年やりたい」と、1年契約したもの
です。年俸は1000万㌦(約8億2000万円)と言われていますが、ヤンキースは
30日、正式発表しました。
もう43歳。まだマウンドへ上がる闘志、気力、体力はすごいものです。
メッツは長い間、ライトと交渉していましたが、ようやく長期契約がまとまり、
CBSスポーツラインの情報では、2020年まで延長、年俸総額は
1億3800万㌦(約110億円)とも伝えられる、メッツ史上最高額、
になります。
今季は打率・306、21本塁打、二塁打41本。飛び抜けた成績では
ありませんが、コンスタントな実績はメッツの攻守のリーダーでした。
レイズの4番、ロンゴリア三塁手も2022年までの長期契約を
結んだばかりです。
いわば、スターの一生を保証する形ですが、故障の危険がある、このやり方は
果たしていい結果を生むかどうか、神のみぞ知る、ということでしょうか。
了